今回は眷村巡りシリーズ、桃園市にある太武新村です。大溪老街の北側、川の対岸あたりに位置しています。金門島で戦った高級軍官のための居住区で、中国が撃ち込んできた砲弾を売ってお金に換え、その資金で建設されたという少々珍しい経緯を持ちます。
現役時代は25棟ありましたが現在は7棟が残り、うち3棟が修復公開されています。
今回はバスでアクセス。桃園市内のほかMRT永寧駅からも頻繁に便があり行きやすくなっています。
大武で下車し徒歩5分ほどで見えてきました

眷村といえばこの開閉式鉄柵+丸鉄板

右手前にある建物が八二三砲戰故事館と名付けられた主要展示スペースとなっています

前述の通りここは金門島から引き揚げてきた軍人の居住区ですので、特に有名な八二三砲戰の展示がなされるのは至極真っ当と言えます

展示内容は当時の凄惨な様子、戦時中の生活の様子など


我が家でも愛用している缶詰。國軍罐頭とも呼ばれるこちらは元々軍人の間で愛されていたものですが、この頃からあったのですね

出口は面白い造りになっていました。家屋側が外より低く、雨水などが入らないよう段差が設けられています。なぜ外のほうが高いのでしょうか?

側面の方に出てきました。ここには小さな庭があり

小さな池がありました。これは当時の住民が自ら掘ったもの。曰く「特に意味はなく好きだから作った」
魚を飼ったり子供のプールとして使われ、後になって貯水池的な役割も加わりました

最初の道まで出てきました。こちら側の一列は整備されていますが

反対側4棟は未修復のまま


眷村には何故かマンゴーの木があることが多いのですが、ここにもありました。奥の建物は一般解放されておらず、芸術家のアトリエとなっています

元の建物に戻り、2階へ。建物同士が回廊で繋がっている構造は珍しいですね



最後に北側へ来ました

太武新村に直営の売店はありませんが、主に週末などにこうしてミニマーケットが出現するようです

更に奥にはもう一箇所展示スペースがあり

住人であった軍人の紹介

近隣の観光スポットやグルメを巡るモデルプランなどがありました


コンパクトにまとまっていて見学しやすい施設であるように思いました。大溪老街観光の折に立ち寄り眷村文化に触れてみるのもよいかと思います