何か縁があって訪れた都市をぶらついてレポートするコーナー6回目は花蓮縣の玉里です。玉里始発の8181路バスに乗るために訪れ、発車までの空き時間を利用して街歩きをしました。

花蓮駅舎。台東線の中間に位置する拠点駅で、電化に伴う改装で立派な外見になりました。

駅を出て左へ進み、まずは市場の方へ向かってみます。

花蓮客運のターミナル。山線の輸送は鉄道メインでバスは脇役なのでこぢんまりとしています。

市場が見えてきました。

玉里の市場はメインの建屋、隣の集中區、周囲に展開する露天の三部構成。
こちらはメイン建屋、地方市場でよく見られる造りです




雑貨店のペイント。かなり古いもののようですが、市場開設当初からのものでしょうか?

こちらは集中區。店が2列で並んでいます

活気があっていい市場ですね

結局歩いているうちに過貓とシシトウをお買い上げしてしまいました。

さて、玉里といえば玉里麵が有名で何軒もお店があります。もちろん朝からバリバリ営業していますので、折角だから食べていこう!と評判のいい店を検索。
丁度市場の中にある老地方さんの評価が高かったので入ることに。

早速玉里麵をオーダー。是非写真で紹介したかったのですが、撮ったつもりの写真が見当たらず…。簡単に説明すると油麵・中華麺に似た麺で、こちらから見て頂ければと思います。
ルーツは日本人が持ち込んだ麺文化と大陸人が持ち込んだ製法とのことで、なかなか興味深い食べ物です。

残念なのがお土産にできないことで、製麺所が地元の飲食店向けに保存期限の短いものしか製造していないためお持ち帰り用は販売されておらず、現地でしか味わえないグルメとなっています。

市場からもう少し東へ行くと中心街。ここにも玉里麵の有名店があります。

ここで引き返し今度は線路の反対側へ向かいます。台湾の町は鉄道駅の「表口」と「裏口」で様子が大きく異ることがよくありますが、玉里も同様。まったく違った表情を見ることができます。

後編へ続く)