基隆に奇観と称される台湾でもここだけという変わった道路があるということでわざわざ見に行ってきました。実際見てみるとなかなか興味深い構造物でしたので紹介したいと思います。
目的地は基隆駅から近く、徒歩でも十分行けますが丁度いい便があったのでバスターミナルから市バスに乗車。中山區衛生所で下車しすぐのここが入口です

基隆らしい坂道が続き何の変哲もない住宅地のように見えますが

突如として謎のトンネルが現れます

中に入るとすぐに右へ急カーブして傾斜も急になり普通のトンネルではないことがわかります。歩道と言っていいのかわかりませんが下り線側にスペースがあったのでここを歩くことにしました

最初こそ右カーブですが

その後はずっと左カーブが続きます

同じ景色が繰り返し続き、一言で表現するなら「駐車スペースがない立体駐車場」

バイクと行き違い

途中から見上げるとこんな感じ

上層階から見下ろすとその特異な構造がよくわかります

出口が見えてきました

出たところで振り返り

ここまで動画撮影しましたので詳細はこちらをご覧ください(4倍速)
道は出て右手に続いており、その先にはマンションがあり別の道にも接続しています

左側はすぐ行き止まり

展望台のような感じになっています

なぜこのような奇観が生まれたかですが、これを作ったのは自治体ではなくデベロッパーでした。山の上にマンション建設をするにあたってそのままではアクセスが悪いためショートカットできる道を作ることになります。しかし高低差が激しいためこのように特異な形状となりました。
しかし道路が完成したところでマンションの予約販売が芳しくなかったため計画は頓挫、完成していた道路はそのまま住民のために供用されることに。それから10年ほどが経過して別の事業者が計画を引き継ぎマンションも完成し現在に至ります。
近年開発業者からすぐ近くに新しいトンネルを掘りこの道は閉鎖する方針が打ち出され、住民から強い反発が出ているようです。いつまであるかはわかりませんので訪問されたい方はお早めに