永康街の路地の中に洒落永康街の路地の中に洒落た手工芸品を売る店があります。店の名は布調といい、その名前の通り布を使った商品がメインで、オーナーから少々話を聞けましたので紹介したいと思います。

店の構えはこのような感じ。住宅街に溶け込んでいますが上方に掲げられた花のマークと店名が店であることをさりげなく主張しています

営業時間は11時から17時と比較的短いので注意

店内には所狭しと花布を使った商品が並べられ、非常に華やかです

バッグやリュックなどの比較的大きなものからハンカチなどの小物まで様々


変わったところで鍋つかみなんかもありました

原料となる花布は客家の伝統的な布で、この店で使われているのはその中でも昔ながらのもので現在は生産されていないそう。つまり使い切ったらおしまいということになりますが、まだ当分の間使える量は確保されているとのこと

こちらは日本の文化(松・桜)と花布が融合したデザインの布

周りだけではなく上にも注目。電灯も凝った細工がされてみます

お客さんは意外にも日本人が多いそうで、原因はどうも日本のガイドブックで紹介されて有名になったからのよう。逆に地元での知名度はそこまで高くなく、中より外で知られるお店になっているようです

ところで店の一番奥には布袋戲の人形などが展示されています。オーナーは沢山の人に見て欲しいそうですが、日本人はなかなか入ってきてくれないのが小さな悩みの様子。見てみると棚の手前にレジ兼作業スペースのデスクがあり、これだと日本人は(デスクのあるラインより後方は)スタッフ専用立入禁止スペースと思ってしまうので入ってこられません。配置を工夫するか、「歡迎參觀」的な表示をするといいですよという話をしました

ところでこの2体の人形の間にある筒ですが、これは昔の中国の水筒です

今も復刻版が作られいるようですが、昔のものとは作りが違うとのこと。こちらも別の棚で商品として販売されており、購入可能です

店は日本人が観光でよく訪れる永康街から伸びる路地にありますので、ちょっと立ち寄ってみるのもいいかと思います