中国語で鬼とは幽霊のこと。よって「鬼屋」はお化け屋敷ということなります。
嘉義縣民雄には台湾一有名なお化け屋敷があり、撤去されたと聞いていたのですが誤報で現存しており、かつ無料で見学できるということで見に行ってきました。
公共交通でのアクセスはしづらいのでUbikeで現地へ。北側(文化路)から入ってきて縣82線に左折する交差点のところに鬼屋咖啡(お化け屋敷カフェ)という看板が立っていました。なぜか描かれているのは日本の「鬼」です

件の鬼屋咖啡。お化け屋敷の中で営業しているのかと思いましたがそんなことはなく隣の敷地にありました。お化け屋敷のガイドサービスもやっているようです

Googleマップの案内に従って未舗装道路を回り込んでいくと倒木の後ろに何か見えます

それを乗り越えると廃墟群が現れました。これが民雄鬼屋です。数ある鬼屋の中でも特に「出る」と有名でした

まずは左手前の建物から

今となってはどのような使われ方をしていたのかわかりませんが、大きさからして物置でしょうか。階段があるので2階があったようです

そして母屋のほうへ

3棟3階からなる立派な洋館です。この建物の正式名称は劉氏古厝といいその名前の通り劉家の屋敷でした。日本統治時代の1929年に建てられ、風水上の理由によりこの場所に建てられましたが市街地から遠く不便ということで子孫は住みたがらず次々転出。戦後軍が使用していた時期に誤射事件で死人が出た・井戸への飛び込みがあったなど様々な噂が立ちお化け屋敷としての地位を確立していきました

中央の棟は瓦礫で塞がり入れなくなっています

当時の家主は兄弟だったのか「兄弟和樂」の額

左の建物は入れましたが中はがらんどうで壁一面に木の根がびっしり

裏手に回ってきました。完全にラピュタの世界でございます


今度は右の棟へ

壁の落書きはいつの時代のものでしょうか

頭上には四角い空。2階3階の床と天井は抜けて落ちてしまったわけではなく、固定資産税を逃れるため劉家がわざと壊したとのこと

母屋向かいにあるこのスペースは庭園跡でしょうか

丁度ドラクエ5をプレイ中で荒れた天空への塔はこんな感じなのかなと想像してしまいます

さて、先程通ってきたのは脇から入る道で、正面はこのような感じになっています。ちゃんと劉家老屋の看板があり、お化け屋敷らしい入口ではあるのですが

一応通行可能なものの藪の中の獣道を遠回りしながら進んでいく感じなので脇道の方をお勧めします


通常廃墟は入るな危険であることが多い中ここは観光スポットしての地位を確立し、役所などでも紹介されるようになっています。ちょっと変わった台湾観光をしてみたい方は来てみるといいかもしれません