先日花蓮を訪れた際、気にはなっていながらこれまで行かずじまいであった日本統治時代の歴史スポット2箇所を巡ってきました。最初に向かったのは慶修院で、当時の吉野村(現・吉安鄉)に設けられた真言宗高野派の布教所でした。現存する日本式寺院のうち最も完全な状態で残っているもので、人気の観光スポットになっています。

花蓮市街から自転車を飛ばして到着。本数は少ないですが、バスでの訪問も可能

30元のチケットを購入し中へ。入ると雰囲気は完全に日本で台湾人に人気が出そうなのがわかります

まずは左手に手水舎

その隣には百度石。いずれも新しそうなので後年復元されたものでしょうか

寺院ではなく「布教所」であったので本堂という言い方は違うかもしれませんが、メインとなるお堂。現在も仏教儀式などが行われています

鐘。これも改称後の慶修院となっているので戦後のもの

縁日の横断幕がありますが、タイミングが良ければ見られるのでしょうか

この百万遍石は当時のもののよう

突き当たりにある回廊には四国八十八ヶ所の石仏が並んでいますが、古いものと明らかに新しいものが混在しています。つまり欠けたものを後から補完したということで、力の入った修復をされたことがわかります


こちらの建物では

記念品などを販売しています

特筆すべきはお守り類の豊富さ。しかもなんちゃって感がまったくなく、説明を見るとなんとすべて日本から取り寄せたオーダーメイド品。どこまで気合が入っているのでしょうか

さらに隣の休憩所的な施設では

おみくじがありました。もちろんこれも日本製

大人気でかなり結ばれています。ちなみに説明もきっちりしていてちゃんと運勢の良し悪しに関わらず持って帰っていいんですよ、と書かれていました

最後に全景を1枚

すべてにおいて本気を感じる施設でした