本日は台灣鐵路局最後の日です。明日からは国営企業・台鐵公司となります。
この「台鐵公司化」についての詳細は省略しますが、今回重要なのは基本的に「鐵路局」の文字が入ったきっぷなどは基本的に明日から売ることができなくなるということです(一部例外あり)。
そのため多くの駅で抱えていた硬券や記念入場券などの在庫が一斉に放出され、ちょっとしたお祭りとなっていました。

発売は12月29日~31日のうち2日もしくは3日間で行われましたが、私は時間が取れるのが31日のみ。発売駅は普段から硬券類を発売している駅を含め10駅以上あり、当然すべてを回るのは無理なので1日で回れる範囲で絞ることになりますが
・記念入場券類にはあまり興味がないので外す
・ダッチングマシンのない駅は外す
・出遅れているので確実に買えそうな駅を狙う
という観点から選び、やはり私にとって硬券といえば加祿。そして高額券が多いため売り切れる心配が少なく、さらにこれで本当に買えなくなるであろう普快があることからこちらを第一目標として最初に行くことにしました。その後は追分・大肚へ寄りまだ残っていたら購入するという作戦です。

少しでも売り切れリスクを減らすため、また回れる駅を増やすため最も朝早く加祿へ着ける方法で行くことにします。ということで30日の仕事を終えて家に帰り、少し休憩してすぐに台北轉運站へ向かい22:00のバスに乗車。これでが高雄まで行き4:15発の墾丁行きに乗り継ぎます。目的地の加祿が近づく頃夜が明けてきました

国道から駅へ向かう途中にあるマンゴー畑。これまで何度も加祿を訪れていますが、こんな時間に来るのは初めてです

駅に到着。何やら工事していました

到着は6:30くらいでしたが、すでになかなかの賑わい(発売は6時から)。早朝にも関わらずお客さんが途切れずにやってきます

予想通り安い区間が売り切れた他は十分残っており、目当ての普快券も無事購入することができました。またバスに乗ってすぐ戻ることもできますが、もう一つの重要なテーマが硬券を利用した旅行ですので帰りは鉄道を利用して帰ることにします。発車までまだ時間があるので海の方を散策


8:08発の莒光で潮州まで移動

加祿での成果。3人分27枚を購入しました

區間車に乗り換えて一旦高雄で下車、最終日付の手売り入場券を購入。窓口のお姉さん曰く「明日からはこのハンコを押して売るのよ」。なんとここは会社(局)名を訂正してまだまだ継続発売するようです。
すぐに後続の區間快に乗り継ぎ、更に自強→區間と繋いで追分まで一気に移動しました

ここはほとんど売れていて大肚行きだけ残っており、そちらを購入。そのままこれを使って移動できるのがいい感じです

ホームは地下道が整備され大きく変貌しましたが、駅舎は昔ながらのまま

購入した硬券を使い、数分でやってきた成追線からの後続電車で隣の大肚へ移動。こちらは4口座残っておりすべて購入しました

3駅とも買えて満足したのでこれ以上は無理をせずここまでに。沙鹿・日南に寄り道しつつ台北へ帰りました。駅の表記はすでに新しいものになっていて、わざわざ國營と表記するのが面白いです

本日の成果

明日からは記念券のみ新しく印刷されたものが引き続き発売されます