平溪線の小駅、大華。付近に建物もほとんどない秘境駅といっても差し支えない場所ですが、付近には隠れスポットがいくつかあります。天気の良い休日に訪問し、ハイキングがてらそれらを回ってきました。

平溪線列車に乗り大華駅に到着。見ての通り1面1線の棒線駅です

両隣の駅までは3キロ前後

ホームから下りると道を挟んで休憩スペースのような場所がありますが、これが駅舎です。かつては道路になっている部分にも線路が敷かれており、1面2線の交換可能駅でした

よく見るとしっかり大華車站と書かれています。現在は待合室としての機能しかありませんがかつては有人駅できっぷを売っていました
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案内看板に付近のスポットが色々書かれていますがまずはこの大華壺穴へ行ってみることにします

線路脇の小道を進み

非常にわかりにくいですがここで線路を渡り川の方へ下りていきます。下の方に小さく人の頭のようなものが見えていますが

二人が並んでいる銅像でした。「かつてここへ遊びに来た学生グループの1人が足を滑らせ川に落ち、助けようと飛び込んだ2人とも溺れてしまった。その勇気ある行動を讃える」とあり、「捨生取義」と刻まれています

奥へ進むと釣りをしている人たちが居ました

さらに奥へ行くと不思議な風景が現れました。大華壺穴です

壺穴とは硬さが均一でない地質が水流や石などで削られて作られたポットホールで大きさも形も様々


特に大華のものは台湾最大規模で穴の種類も最も多いそうです


壺穴を過ぎても道が続いており、朽ちた建物が現れました

かつて桃花源渡假村というレジャー施設があったところで現在は滝巡りのハイキングコースとなっています。マップで確認できるだけでも7箇所の滝がありますが、アクセスは調べていませんので今回はパス

まだあちこちに遺構が残っています

昔のレジャー施設にありがちな廟の跡

いかにもレジャー施設らしい城門スタイルの建築物

苔むしてラピュタのよう

管理棟らしき建物が見えてきました

今も管理している人がいるのが割と綺麗に残っています

当時の園内マップがありました。かなり広くそれぞれの滝までの歩道もあったようですが今はもう通れないでしょう

これもレジャー施設らしい立派なゲート。ここから十分駅方面へ抜けることができますが、今回はここで引き返します。道に迷っている人がいたので一緒に大華駅まで連れて行くことにしました