紙の教会は日月潭に近い南投縣埔里鎮にある観光スポットです。建築材に紙が使われているためこの名前があります。

「教会」という名前がついていますが、普段は教会として使われておらず、ペーパードームとも呼ばれています。入口も教会という雰囲気はありません。

入場料50元を支払い中へ。日本語のパンフレットもありました。

自然遊歩道といった感じの雰囲気。

この施設を一言で表すなら「自然観察ができる、アートのある庭園」でしょうか。


その中心にあるのが紙の教会です。

別の角度から。

中はこのようになっています。

教会を支える柱とベンチが紙(紙管)でできています(さすがに建物全てが紙製というわけではありません)。


主要建築材に紙が使われているということだけでもかなりインパクトがありますが、もう一つ驚きなのが元々日本にあったものであるということです。
阪神淡路大震災で倒壊した教会の臨時礼拝所として建てられ、役目を終えたところで同じく大地震の被害を受け交流のあった南投縣に海を越えて移築されました。そんな経緯があるため「教会」という名前がついています。また日本人がここを見学する意義は特に大きいように思います。

付近には他にこれといったものがないため、日月潭とセットで回る前提で訪問するのがよいと思います。新幹線台中駅と日月潭を結ぶ観光路線バスが停車するのでアクセスも容易です。

南投縣埔里鎮桃米巷52之12號
049-2914922
9:30-17:30(日~火・金)
9:30-20:00(土)
水・木休み
(2019年8月現在。以前より時間が縮小されているので注意)