先日ネットニュースでとある缶詰が話題になっていました。正式名称は単に「紅燒牛肉」ですが、一般には「國軍紅燒牛肉罐頭」などと呼ばれています。
名前の通り牛肉の缶詰で退役軍人によって組織された会社が製造しており、後方部隊に軍用食として届けられていました。民國40~60年代(1950年~1970年頃)生まれの人は兵役で食べた人も多く、思い出の味となっている人も少なくないとのこと。様々な料理に使え、手軽に美味しいものが食べられると人気があったようです。
現在も製造されており、記事を見て興味を持ったので注文。届いたのがこちら
ノザキのコンビーフみたいなレトロパッケージがいいですね。お値段は1缶あたり120元(約600元)でした
さて、台湾で牛肉料理と言ったら牛肉麺。ということで作ってみることにします。
まずは缶詰をオープン、お肉は完全にスープの中で見えないので
液体部分だけよけてみるとこのくらい入っていました。牛肉麺1杯分くらいでしょうか?
麺と白菜を茹で、缶詰の中身全部に若干の水とめんつゆを加えてひと煮立ちしたものをかけて出来上がり
割と美味しそうにできましたが、実際店で食べるのと変わらないくらい美味しかったです。これが軍事行動中手軽に食べられるなら人気が出るのも頷けますね。
ネットではコスパがいいという声がありましたが、缶詰120元に麺その他を加えると140元くらいはかかり店で食べるのとあまり変わらないような??
…と思いましたがこれは缶詰のサイズが関係しているようです。私が購入したのは300g缶で1人でたべるならこれでちょうどいいのですが割高で、大入り815g缶(実売270元程度)を使うと3人分くらいの牛肉麺を作れてお得になるとのこと。出かけず手軽に牛肉麺が食べられるので便利ですし、災害対策にも良さそうなので今後常備しておこうかなと思います