以前最初期の莒光號としてSP32850型を紹介しました。
先日それよりも更に古いSP32750型へ乗車する機会がありましたので紹介します。

SP32850型が最初期なのにそれより古いとはいかに?その答えは登場時は莒光號ではなく後から改造編入されたグループ(觀改型と呼ばれる)であるためです。
当初は觀光號という種別で、接客設備も今とは異なっていました。

車両番号表記。形式は登場時から変更されていません。

伝統的なサボ。この日は樹林発台東ゆき642次として運行されていました。

宜蘭駅に停車中の様子

製造表記は民國66年=1977年になっていますが、これは莒光號に改造された年で製造はなんと1960年。今年で61年目というすごい長寿車両です。

車内はSP32850型とほぼ一緒

シートピッチは今でも十分広いですが、觀光號時代は1170mmもありました。

例の呼び出しボタンも健在

業務用&ゴミ箱スペース
給水器は撤去中

乗降扉

客室とデッキの仕切扉上部・天井にはレトロな非常灯

この日は機関車の調子が悪く走行中に再起動が入り、非常灯の点灯シーンを見ることができました。
点灯するとよりレトロ感がありますね。