先日期間限定で運行された藍皮文博號を紹介いたしましたが、文博(臺灣文博會)の期間中鉄道博物館でもう一つの藍皮文博號が運行されました。これはかつて支線などで使用されたDR2300型気動車を修復したもので、鉄道博物館敷地内に設けられた2駅(鐵博東站・鐵博西站)間を往復するものです。
乗車するには事前のネット予約のほか当日枠があり、それぞれ半々くらいの割当であったようです。私は事前予約に参戦しなかったので当日枠を狙って乗ってきました。

運行は9/22~10/1の毎日運行されましたが都合がつくのは10/1のみ、さらに午後は予定が入っていたため午前の便を狙う必要がありました。乗車券配布は鐵博東站・鐵博西站それぞれにて行われましたが、正門に近い東站発は混むだろうと予想し西站に列ぶことに。配布開始は9:30からでしたがもちろんそれより早い時間に行く必要があり、9時到着を目標に出かけました。

捷運からUbikeを乗り継いで8:55に西側入口付近に到着。さすがにここには誰もいませんが

配布場所へ行くとこのぐらいの行列ができていました

午前は4便あり各便の枠は30席、一人2枚まで取れるので最低60人・最大120人がきっぷを手にすることができます。ほどなくして人数を確認していたスタッフの方から「ここまでは安全圏(=先頭から60人以内)です」との案内があり、私は席を確保することができることが確定しました。西站は高架の日陰に座って待つことができ、まったく苦にならず良かったです

どの便を選ぶかは自由でしたがやはり早い時間からなくなっていき、私の番が来たときには11:45発・12:15発のみが残っており、それぞれ1枚ずつ頂きました。乗車券は嬉しいことに硬券で、実際に乗車すると車内で台紙までいただくことができます(乗車後に撮影)

裏面には乗車便・時刻がスタンプ押しされており、固定で日付も入っているのでわざわざ日付・時間別に用意したようです。券番はそれぞれ違っており、ランダムなのか便ごとに固定なのかはわかりませんでした

乗車時刻までかなり間があるので博物館を散策がてらに東站へ。丁度発車直前のDR2300が停車中

まずは11:45発の方へ乗るべく少し早め、11:30前に再び西站へ移動し乗車待機列に列びます。35分頃ゆっくりとDR2300が入線してきました

現役時代のDR2300に乗ったことはないのですが、内装は客車の藍皮車によく似ています

座席は転換クロスシート

もちろん非冷房で扇風機がブンブン回っています

1984年製造・2022年修復

定刻通りに発車。400mほどの距離を5分かけてゆっくり進んでいきます


終点鐵博東站に到着。EMU100・EMU400の間に着くというのも熱いですね

車番表記

わずかな時間ではありましたが大変楽しむことができました(この後12:15の便もありますが内容は同じなので割愛します)。
たとえ短距離であっても実際に動くと感動が段違い。詳細は発表されていませんが今後常態運行される計画のようで、その際には中間駅も設置されるようです。正式運行が始まったらまた乗りに来たいと思います