台鐵の小駅を訪ねるシリーズ、今回は縦貫線の新富駅です。
2017年に運用開始した新しい駅で桃園市にある駅としては最も南側にあり、1kmほど先に新竹縣との境界があります。
「運用開始」と表記したのは駅自体はより以前から存在していたためで、富岡基地という名称で台鐵職員専用駅でした。そのため他の駅にはない特徴があります。
ホームの様子。見たところ普通の相対式2面2線ですが
北行きホームに謎の柵があります。ホームドアではなく間隔は不均一
当然ドアの間隔とは合わないので電車が到着し、ドアが開いていざ降りようとすると目の前に柵というひどいことになっています。
この扉に当たった場合は車両と柵のごくわずかな隙間を歩かなければならず危険、何故このような設計に?
しかしこの駅のポイントはこれではありません。台北方にある階段を降りると
謎のカウンター
そして謎の扉。
この扉は富岡車両基地に直結する職員専用出入り口。元々職員専用駅でしたからこのようなものがあるのも納得です。
ホーム上からは基地がよく見えます
両隣の駅まではかなりの近さ
旅客用出口は南行きホームの高雄方に取って付けたような感じで設けられています。出口はここ一箇所きりなので北行き電車で後ろの車両に乗ってしまった場合は一旦ホームの反対側の端まで歩いて地下道で渡り、また戻ってこなくてはなりません。
その手前にはやはりこの駅を象徴する施設、乗務員交代要員の詰め所があります。実際観察していると電車を待っているのは旅客より職員の方が多いです。
駅を出てみましょう
駅付近には工場や住宅が点在
バス通りを外れると農場や田んぼなど大変のどかな風景が広がっています
そして大変面白い施設があるので次の記事で紹介したいと思います。