台北の茶どころというと鐵觀音が名産の貓空が特に有名で、ロープウェイや多数の茶藝館などもあり一大観光地となっています。その影に隠れてもう一ヶ所ある茶どころが南港で、主に包種茶を生産しています。都会のイメージがある台北ですが、二ヶ所もお茶の産地があるのです。
天気のよい休日、ふと思いついて訪問してみることにしました。

茶どころへのバスはMRT昆陽駅が起点。小5路(區間車でも可)に乗車します。
このバスは南港展覽館駅も経由するのでそちらから乗るのもいいでしょう

中央研究院を過ぎると市街地が消え、一気に山道に

30分くらいの乗車で南港茶葉製造示範場に到着。乗っていたのは區間車でしたのでここが終点ですが、それ以外はこの先光明寺まで行きます

付近の見学スポットや茶農家さんが書かれた地図。これを参考に回っていきます

まずは目の前にある南港茶葉製造示範場から

ここはお茶に関する展示のほか、市民センターのような使われ方をしており講座などが開かれています。この日は手芸DIY教室をやっていました

お茶に関する本が並んだ図書スペース

お茶の種類・発酵度などの円形チャート。台湾茶を勉強していると一度は目にしていると思います

南港包種茶の解説コーナー

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こちらには製茶設備の展示がありました

その一角で試飲をやっていたので飲んでいくことにしました。何軒かの茶農家さんが交代でやられてるようで、この日は楊志宗茶園さんでした。
この後2~3軒回りたいと思っていたのでありがたいですね

その場で購入も可能。まだ飲み比べしたかったのでここでは購入せず名刺を頂きました

示範場前にあった茶畑

近くに歩道があり、その先に吊橋があるようなので軽くハイキング

…していこうかと進んでいたら工事現場遭遇。おじさん曰く今吊橋は行けないよ、とのことなので今回はあきらめUターン

次に入ってみたのはGoogleマップで高評価になっていた台北女兒茶さん。ここは茶葉の販売もありますが、食事やDIYをメインにされているようです。
グループで来たほうが良さそうなので資料を頂き後日再訪することにしました

お店の前からの景色はなかなかの絶景

マップに大きく歴史建築として書かれている余家古厝が茶農家さんでもあるようなので今度はそちらに行ってみることにしました。車道を外れて脇道を上がっていくとそれらしいものが見えてきます

(後半に続きます)