台湾で歯磨き粉というと長らく黑人牙膏がトップブランドで圧倒的知名度を誇っていました(現在もその状況は変わらないが差別的ブランドであるとして改名)。それに対抗するかのように存在しているのが白人牙膏で、嘉義縣に観光工場があります。一般的に観光工場というと実態はただの売店ということも多いのですが、ここは予想を遥かに越える内容でしたので紹介したいと思います。

工場があるのは台鐵水上駅から1.4キロほどの場所。徒歩で行けなくもないですが、サイクリングも兼ねて嘉義市内からUbikeでアクセスしました

敷地は自由に入れるようになっており、正面に大きな建物がありますがこれは事務所で工場ではありません

右手にあるのが観光工場の入口

入るとすぐ小さなカウンターがあり

そこでネット情報にあった通りウェルカムアイス?を頂けました

さらに企業紹介のプレゼンを見ると記念品を頂けるようですが、カウンター前に「観光バスが着いたタイミングで開催」とありタイミングが良ければ見られるというもののようです

では生産現場を見学、といきたいところですがなんとこちらも見られませんでした。普通に土日+昼休憩は休みのようでこの日は非稼働

ではこれでもう見るところはないのか?というとそんなことはありません。この工場一番の見どころはここではないのです。奥に進むとまず売店その1


歯磨き用品ギフトなどもありました

その先に何かすごいものが見えます。これは何でしょうか?

気になりますがその前にこちらに立ち寄り。ネット情報では無料のドリンクスタンドコーナーがあるとも書かれていましたがこれですね。本当にドリンクディスペンサーが置かれていてコーラなどが飲み放題になっています

ありがたく頂戴しました。カップはしっかりオリジナルです

改めて奥へ。そこにあったのはなんと將軍府でした。将軍府とはその字面の通り将軍の邸宅で、適当に真似して作ったわけではなくわざわざ丸ごと中国大陸から移築した本物です。ゲートが設けられていますが無料で見学可能

中は各部屋とも見学できるようになっていてさすが本物としか言えない迫力があります



この方が元々この邸宅を建てた将軍様のよう

これが無料で見られるのは太っ腹

しかもこれだけではなくまだいくつも見どころがあります。こちらは当時の店を再現したコーナー


その奥に突如現れる歯磨き粉戦車

さらには兵馬俑(秦時代の副葬品)と脈絡がなく少しカオスな感じが何とも言えません

【この先ややグロテスクな画像が含まれます。苦手な方はここで戻ってください】

反対側には十八層地獄がありました。十八層地獄とは現世でこんな悪事をすると死後こんな罰を受けるよという概念を表したもので、麻豆代天府や彰化南天宮のものが有名です。
これもまた脈絡がない感じがしますが將軍府とは関係なく聞くところによると創業者が信心深いため設置されたとのこと

一瞬柱登りを楽しんでいるようにも見えてしまいそうですが下では火が焚かれ焼けた金属にくくりつけられています

更にはノコギリで頭を切りつけられたり

木槌で叩き折られる

そして串刺しなど仏教地獄と変わらないきつい世界が展開しています。最後に控えているのが孟婆で、ここで湯を飲まされると前世の記憶が消え転生することになります

(後編に続きます)