土曜日午前の台北→花蓮と日曜日午後の花蓮→台北はレジャー利用で列車が非常に混み合います。特に人気の列車は発売日0時に予約しないと取れないので有名です。よって週末花蓮へ旅行する場合は土日プランは極力避け、金-土または日-月にするのがおすすめです。しかし前者でも午後にずらせば取ることができ、そんな中に気になっていた復興688次という列車があったので乗ってみました。

実際に使用した乗車券です。見ての通り台北ではなく七堵から乗車していますが、これはここが始発であるためです。

駅の発車案内。

いわゆる電車復興ではなく今や少なくなった正統派の復興號です。その中でも長距離を走るこの列車は気になっていたのですが、使いづらい時間で乗れないままでした。

堂々の12両編成。

しかし車内は週末の花蓮行きなのにガラガラです。1車両に1グループくらいしか乗っていません。

次の瑞芳で少し増え、宜蘭・羅東あたりから割と乗ってきましたがそれでも乗車率は30%くらいだったと思います。きっぷを持っている人はまったくと言っていいほど見かけなかったのでほとんどがICカード利用者のようです。つまり區間車(普通の電車)の代わりとして使っている人がほとんどということになります。

龜山島近くを快適に飛ばしていきます。

頭城駅で一休み。自強號の通過待ちをします。

客車は間もなく閉鎖となる高雄機廠の整備。

宜蘭駅に停車中。

宜蘭平野の田園地帯。

和平あたりで夕暮れに。

この先は綺麗な海や断崖が見られるのですが走行中にチラチラ見える感じなので残念ながら写真は撮れず。完全に日が落ちた18時24分、終点の花蓮に着きました。

乗ってみた感じこの列車が空いているのは
1.始発が七堵なので台北方面からは一旦別の列車で移動して乗り換えなくてはならず、利用しづらい
2.時間かかる。きっぷの通り七堵~花蓮で3時間22分もかかっています。さらに台北からは+30分なので4時間近くになり、これは各駅停車と一緒です。決してゆっくり走っている印象はなく、長時間の停車もないのに足が遅いです。
の2点が原因であると感じました。
しかし裏を返せば空いている復興號にゆったり乗ることができ、景色の変化も楽しめるので乗り鉄には嬉しい列車です。