2022年6月28日をもって手動扉タイプの莒光號が引退となりました。該当車両を使用した列車は1日に何本か走っており、当初はこれといったイベントの話もなかったので時間的に都合の良かった516次を確保していました。
ところが直前になって最も終着駅の到着時間が遅い521次を最終列車と定義し、様々なイベントが行われると発表され(実際かなり間際になってから企画されたとのこと)、その目玉としてラウンジカーが連結されるとあります。これは一度乗ってみたかった車両で、即516次をキャンセルし521次を取り直し乗ってきました。
発車案内。莒光の種別はまだ残るのでこれは見納めというわけではありません
列車が入ってきました。普段は客車8両の編成ですが、9号車の位置で待機
そこには客廳車がしっかり連結されていました
客廳車自体に出入口はないので8号車から乗車。最後だからか結構乗っていますね
仕切りのドアはまったく奥が見えない独特なもの。「ドア故障」の張り紙があるのは貸切運用時一般客が入ってこないようにするためでしょうか?
ドアを開け、いざ中へ
車内は3つのエリアに仕切られており、まずは後ろの車端部へ移動します。ここでは展望スペースへの入場を希望する人たちが集まっており、かなりカオスな状況ながらしっかり譲り合いが行われていて降車駅が近い人から順に入るようになっており、一回3分と決められていました
待っている間に副局長が登場。確かにニュースで「鶯歌-中壢間 1号車にて副局長が時刻表の配布を行います」とありましたが(なので一応1号車の指定を取っていた)、実際にはラウンジカーの方に現れました。クイズ(この列車の発車時刻は?など)を投げかけながら時刻表を配っていました
私は新竹までの乗車でしたが、中壢を過ぎたところで順番が回ってきました。開放デッキに立つのはかなり久しぶりにな気がします
一回あたり4~6人が入るようになっていて、同じグループの人に写真を撮ってもらいました
上方に設置されていた手動ブレーキ
動画も撮ってみました
車内へ戻ります。このエリアは小さなテーブル+ソファ型の椅子という構成
丁度展望スペースを待っている間に空いたので桃園~湖口まで座らせてもらいました
仕切り部には故宮みたいな絵が飾られています
中央部エリアは大きなテーブルとしっかりとした硬めの椅子
そのうち一つのテーブルには手動扉をデザインした記念スタンプが設置されていました
きっぷの裏に押しました。余談ですが郵便局発券のきっぷをもった人の率が異様に高いのが目につきました(今どき不便で時間のかかる郵便局で受け取る人はほとんどいない)。これを持っている人は間違いなく鉄な人たちです
年代物の放送設備もありましたが、現役でしょうか?
隅にはカウンターもあり、ここでも時刻表の配布をしていたので一部もらいました
時代がかった仕切扉
最後のエリアはリクライニングシート
車番はなぜかプレートではなく吹付け文字
謎の装飾品
そろそろ下車駅なのでラウンジカーを後にします
一般車両にて一休み。最後に乗ったのはFP10016になりました
間もなく新竹です
手動扉莒光號を象徴する一言「先轉再拉」
終点まで乗って行きたかったですが、この後もう一つ課題がありますのでここで下車します。最後に側面と新竹駅舎を入れて撮影しました