ライチ狩りがあるならマンゴー狩りもある。今年はマンゴーが不作で高く、どうせ高いお金を出すなら体験付きにしようと狩りに行くことにしました。
調べてみるとやっている農家さんはすぐに見つかり、早速予約を入れて現地へ向かいます。

行き先はマンゴーの故郷こと台南市玉井區。高速バスとローカルバスを乗り継いで6時間ほど。もちろん新幹線を使えばもっと早く着けますが、乗り換えが1回→最低3回に増え結構歩くのに対してバスなら自宅から徒歩3分で台南行きに乗ることでき、終点のターミナルでそのまま始発の玉井ゆきに乗り継げるので圧倒的に便利

今回お世話になるのは小崇芒果園さん。バスターミナルから徒歩8分ほどの場所にあり、公共交通でも十分行くことができます

農園があるのはまだ玉井市街地内の国道沿いで、こんな場所に農園があるのは意外でした。恐らく市街地にある唯一のマンゴー園なのではないかと思います

中に入るとマンゴーの加工が行われており、その奥が売店兼受付になっていました

中には収穫されたばかりのマンゴーが置かれています

予約時間よりかなり早く着いてしまったのですが、その旨伝えるとすぐに始めていただけました。結構お客さんいるのかな?と思っていたら私一人だけで、まだあまり知られていないのでしょうか?料金は300元で2つまで持ち帰ることができます(3つ以上は別料金)

まずは農園のとマンゴー栽培についての紹介から。畑はこんな感じで隙間を開けてマンゴーの木が植えられています

モニュメント的に土芒果がある以外はすべて愛文芒果とのこと

マンゴーは一つの小枝に一つずつ生っています。元々はたくさんの実がついていて、成長具合を見ながら間引いていき最終的に最も良いもの一つだけを残します

実は白い袋でくるまれていますが、これには
・防虫
・防熱
・防水
の意味があります。防虫はわかりますが水や日光でダメージを受けるというは意外でした。カバーをしないと日焼けしすぎてしまうのだそうです

さて、手前の木と奥の木では様子がまったく違います。奥の木には実がまったくついていませんがこれは収穫済みなのではなく初めから生らなかったのです。開花時期にずっと雨であっただめこのようになってしまい、隣と運命が分かれました。実だけでなく花も雨に弱い割とデリケートな果物なのです

さて、いよいよ狩りです。まずは熟している実を探すわけですが、袋越しにうっすら見える色を頼りに赤いものを見つけます。こちらは熟していて

こちらはまだ

収穫は枝の付け根の弱い部分を曲げれば道具なしで簡単に取ることができます

作業中のご主人を一枚

最後に冷えたマンゴーを頂いて終了です

マンゴーかき氷をいただくことも可能

お持ち帰りしてきたマンゴー

袋を取ってみるとちゃんと熟した実でした。狩ってから2日ほど置くと食べ頃になります

南部住まいでないとちょっと遠いですが、シーズン中に玉井へ行く機会があれば体験してみるといいかと思います。予約制にはなっていますが、空いていれば飛び込みでもOKな感じでした