基隆市郊外に鎮座する洞窟内にあることで著名な仙洞巖最勝寺。その至近にもう一つ洞窟があり、それが今回紹介する佛手洞です。海水の浸食によって作られた天然の洞窟はかなりの広さで一見の価値があります。

洞窟の入口は仁安街31巷の路地を進んだ住宅地内にあります

正直あまり目立っていないのですが、実は本来ここは入口ではなく出口でした。本来の入口が使えなくなっているため現在は出入口を兼用しています

出だしの狭い箇所を抜けると

広い場所に出ました

その先は何箇所も分岐しており

中にはかがんでやっと通れる場所も

岩肌の表情も一様ではなく様々で、ここには綺麗なコケが生えています

とてもふわっとした触り心地

奥の壁に張り付いている黒いものは何でしょうか?

岩の表面の凸凹具合が関係しているのか水玉が不思議な付き方をしています


さて、この洞窟には一応「目的地」が存在します。名前の由来になった佛手で、そちらに行ってみましょう。案内看板に従って奥へ進み

抜けた先は

行き止まり??

実は前の写真にしっかり写っていました、天井のこの部分

が仏の手に見えるというものです、現地には説明看板などがないので事前に知っていないとあれ、道を間違えたかな?で終わってしまいます

さて、別の方向へ行くと外へ出ることができます

実はここが本来の入口で、案内看板もこちらに設置されています。残念ながら落石対策のためこの先の通路は塞がれており、冒頭の出口へ戻ることになります

かなり見応えのあるスポットですので、仙洞巖を訪れた際にはこちらも見逃さないようにしたいところです