(おことわり)
この企画は誰にでもお勧めする内容ではなく、やろうと思えばこんなこともできるという読み物としてご理解頂けると幸いです。

当サイトでも何度か取り上げている定額定期券(記事1記事2)。台北市・新北市が管轄するMRT・バス・ライトレール・Ubike(30分まで)が1280元で30日間乗り放題というものです。その路線網は各市内全域のほか一部基隆市や桃園市にも伸びておりかなり広範囲に及びます。

その実力はいかほどなのか、通用範囲を一日で一周してみようというのが今回の企画です。

この企画を組むにあたり、ルールは以下のように定めました。

・運賃の支払いは定期券のみ
・定期券が通用する東西南北最遠の地点を回る(降りても降りなくてもよい)
・徒歩連絡や無料の交通機関を利用してもよい
・なるべく乗車経路は重ならないようにする
・なるべく通用範囲の外側を通過する

しかしただ一周するだけでは長時間ひたすら乗り物に乗り続けるだけの修行のような辛い旅になってしまいます。また当サイトは台湾の観光スポットやグルメなどを紹介するサイトです。そこで経路上にある観光スポット立ち寄り、ご当地グルメや景色などを楽しみながら回ることにしました

故事成語の一つにこの記事のタイトルにもなっている走馬看花というものがあります。馬に乗って花を見る、つまりざっと上辺だけだけを見て回ることです。今回はまさに「走馬看花」なのですが、致し方ないところです。

計画を立てるにあたりまず最遠地点を確認します。運行範囲はほぼ頭に入っていますので、これは地図を見て簡単にできました。それぞれ以下の通りになります。
東→福隆(新北市貢寮區)
西→桃園機場第二航廈(桃園市桃園區)
南→烏來(新北市烏來區)
北→尖子鹿(新北市石門區)


続いて特に本数が少ないネックになる路線の時刻を調べ、各路線の乗車時間を計算して無理なく乗り継げるようにします。そしてなるべく観光できるように順序を考え(例えば空港などは夜着いても構わないが、風景がポイントの場所は昼間になるようにするなど)、コースが完成しました。

次の記事より旅に出発します。