劉銘傳隧道は基隆市にある鉄道トンネルの古蹟です。台湾における鉄道トンネル建設第一号で、名称は建設者である劉銘傳からきています。劉氏は臺灣巡撫という役人で台湾省統治のトップ、後の台湾省長に相当する地位となります。
整備完了からしばらくは団体のみ見学可能でしたが、その後一般見学も可能になりました。

現地へのアクセスは基隆バスターミナルから市バスに乗り自強隧道口で下車

住宅街の坂道を上がっていくと

案内看板があります

直前まで続いていた道路が突然途切れ、トンネルが現れました

見学の案内。一応通年で見学は可能ですが、12月-2月以外は人数制限がかかっており来ても見られない可能性があります

早速トンネルへ入りましょう

解説看板が多数設置されておりわかりやすいです

200m強のトンネルですが、途中で3回も構造が変わっています。文献が残っておらずその理由は不明ですが、地質に合わせたためなどと推測されています。
南側付近の第一区間は天然岩の手掘り

第二区間はレンガ造りですが、その境界線が大きくズレてしまっています。このトンネルは南北から同時に掘り進めましたが、測量ミスから貫通時に4m以上もの高低差ができてしまいました。追加で掘り下げるなどして調整しましたが、それでもなおこうして痕跡がはっきりと残っています

ゲートをくぐりさらに奥へ

色が似ているのでわかりづらいですが、ここが第三区間との境界で途中からレンガがタイル状のものに変わっています

古いトンネルに見られる蒸気機関車の煤の跡

第四区間との境界。ここから粗めのレンガになります

ダンジョンのような雰囲気

もうまもなく出口ですが、ここで2回も構造が変わります。第五区間は第三区間と同じタイル状になりますが、すぐに第六区間へ入り元のレンガへ

これが出口まで続いて終わり

…とはならずダメ押しの6回目、細かいレンガへと変化し第七区間へ

ついに出口です

振り返ってみましょう。分かりづらいですが劉氏による題字の額がはめ込まれています

トンネルを抜けた先は

軍用地へと続いていました

基本的に引き返すことになりますが、ハイキングコースもあり一応別ルートで戻ることもできるようです

なかなか見応えがありお勧めできるスポットだと思います