前編はこちら

大階段を過ぎてしばらく行けば大粗坑古道はおしまいです。ここから先は舗装された県道を歩きます。

尾根筋になるので視界が開け景色がよくなります。遙か先には目指す不厭亭。

下に目を向けると先程の廃墟と大階段が見え、思ったより構登ってきていました。

県道に入ってから不厭亭までは2kmほどあるのですが、舗装された平らな道なので距離を感じません。

ついに終点が見えてきました。まだ開花していませんが、すすきが綺麗です。

スタートから1時間50分で不厭亭に到着。ここでお昼を頂きます。

不厭亭といえばこの絶景。

雙溪側を見下ろしたところ。こちらもなかなかの景色です。

終点は起点。ここから復路の行程に入ります。
引き続き県道を金字碑古道の入り口まで進みます。

途中に何故か1本だけ生えていた松。なかなかの枝ぶりです。

古道の入口には標識があるので迷う心配なし。


尾根の反対側に出ると少しだけ海が見えます。

こちらは往路と違って木々の中を進むコース。時々謎のスペースがあります。


これが名前の由来となった金字碑です。解説板によると「1867年兵を率いて宜蘭へ向かう際、この道が険しく通行が難しいことが印象に残りそのことを岩に刻み金箔をほどこした」とあります。

平坦な部分もありますがほとんどが割と急な階段で、短時間で下りることができますが足への負担は高め。

どちらを先に歩くのが楽かは意見の分かれるところだと思います。

金字碑古道の終点。少し行くと大粗坑古道との分岐点であとは行きと同じ道です。
丁度4時間ほどで駅まで戻ることができました。私達はそのまま帰りましたが、余裕があれば猫村を見ていくのもお勧めです。