以前ご紹介した絶景スポット不厭亭。公共交通機関がなく、タクシーでアクセスするしかないのが難点です。
しかし本当にそうなのだろうか?と調べてみるとハイキングコースがあることがわかりました。しかも行き帰りで違う古道を通ることができるなかなか魅力的なコースです。
ということで早速友人を誘って出かけてきました。

コース概要。左側からスタートし、環状部分は時計回りに歩きます。

起点は猴硐駅。

猴硐は猫村で有名な駅。駅長氏に猫パンチを受けて出発です。

登山口までのアプローチ区間は線路沿いを進みます。

住宅街を抜け

ここは橋を上がらず右へ

突き当りの駐車場前に案内標識があり、左側へ進むと大粗坑古道で右は金字碑古道です。どちらが先でも構いませんが、今回は左から行くことにします。

少し行くと正面に滝が見える立派な石碑と橋がありますが

ハイキングコースはそちらではなく左の道。ここから本格的にハイキングが始まります。

こちらは比較的ずっと空が見える開けたコース。

所々に鉱山が栄えていた頃使われていた建物の廃墟が点在しています。

出発してから丁度1時間で大德宮に到着。

廟と言っても手前に炉が置かれている以外おおよそそれらしい雰囲気はなく、廃墟を改装したような感じです。

隣りにある廃墟が目立っていますが、ここはかつての小学校とのこと。二階建ての洋館もあり栄えた集落であったようですが、今の様子からはまったく想像できません。

ここで山肌に目を向けると謎の大階段が見えます。

あまり詳しい資料は見つかりませんでしたが、比較的最近観光用に作られたもののようです。
廟は意外にも有人で休んでいって、と言ってくださったのですが友人を犬を怖がったためそのまま進むことにしました。

少し行くと洋館跡が姿を現します。

この洋館の前で道が分かれており、私達は右の方へ進んだのですがこちらは車も通れる坂道を上がっていくコースでした。そのため通ると思っていた大階段を歩くことができず、少々残念。再び合流する地点から撮影するに留まりました。次回は是非ここを歩いてみたいものです。

さて、ここまで来れば大粗坑古道の終点はすぐです。

〈後編へ続く〉