「嘉義にとてもカオスな市場がある」という情報を入手し、とても気になったので折を見て訪問してきました。結果情報通りとてもカオスで魅力的な市場でした。

その市場とは市内中心部にある東市場。実態はその周囲に展開する共和攤販集中區と一体になっています。場所は嘉義駅から1.5キロ、徒歩20分ほど。ちょっと遠いですが歩いていくことも可能です。

東市場へもう少しで着くというあたりの通りには何故か苗と拜拜用品を売る店が集中していました。ここまで固まっているのは珍しいですね。


市場の入口へ到着。早速中へ入ります。

入ってすぐの場所が美食區(グルメコーナー)でした。


時刻は8時過ぎなんですが、どこもかなりお客さん入ってて賑やかです。いわゆる朝ごはん屋さんではなくきっちり食べる系の店ばかりなのですが、皆さん朝から食欲旺盛です。
さて私も見習ってイケてる朝食を取ることにしました。ざっと一周して王家牛雜さんに決めましたが、そこは別記事で紹介しています。

大きな鍋で煮えている肉骨酥。名物なのかお持ち帰り用を売ってる店を何軒か見かけました。

これも美味しそうだったので一杯食べていくことにしました。35元とお手軽です。

食材販売のコーナーへ向かう途中にあった中庭的空間。こういうスペースは好きです。

魚屋の集まる一角。

古いカラスミ販売店の看板。

漬物専門店もありました。看板によると80年続いているようです。漬物文化は日本と大分違うなというのを感じます。

他の市場では幅を利かせている野菜の店は数が少なくパッとしない感じ。その理由は後で知ることになります。

肉コーナーはかなり充実している印象。


これで一周と思いきや、始まりにすぎませんでした。付近の路上には露天型朝市が展開しており、これがとてつもなく広いのです。400m×200mくらいの範囲に展開していて、どこまでも露天が続いている感じ。



途中立ち寄った店で撮影していると店のおばちゃんと立ち話に。料理するの?と聞かれ、しますよーと答えたら「じゃあキャベツ持ってきなよ!」とのお言葉。安いの(雲林産)でも十分なのでそれにしようとしたのですが、「こっちの(嘉義産阿里山キャベツ)のが綺麗でいいよ!」と高級キャベツを丸々一つ無料で頂いてしまいました。
そのご自慢のキャベツとおばちゃんを一枚。

レアキャラの過貓(蕨の一種でおひたしにすると美味い)も発見。(お買い上げ)

商品に自信あり!お姉さん自慢のハマグリ(お買い上げ)

さて、前の写真でもわかるかと思いますが、結構カオスです。何が一番カオスかって、バイクです。買い物をしていると前から後ろから襲ってくるので気が抜けません。

交差点では信号もないところでバイクの流れがクロスするのでさらにカオス度アップ。

でも楽しさはピカイチの市場です。このあと買ったものを台北までお持ち帰りしなくてはならないことは気にせず、買いまくってしまいました。また機会を見つけて来てみたいですね。

目標住所:嘉義市東區光彩街177號
交通:台鐵嘉義站から徒歩20分、またはバスなど