北海岸風景區は新北市三芝區から基隆市に至る地域で、風光明媚なスポットが連なっています。その東側区間を中心にUbikeで走行してみました。

今回走行した区間はこちら。新北市金山區から基隆市を挟み、新北市瑞芳區の深澳に至る約35キロの区間です。

起点・終点をこの2箇所に設定したのには理由があり、選んだというよりこうせざるを得なかったのです。といいますのも基隆市はUbikeを導入しておらず、北海岸もUbikeが少ない地域で金山を出て次のステーションが深澳。
つまりこれ以上の短縮はできず、最短区間ということになります。

起点は杜鵑公園。金山には何度も訪れていますが、いつも行くのは温泉や観光スポットのある海側ばかりで住宅地が多いこちらへ来るのは初めてです。

Ubikeを借り出し、GPSをセットして出発

まずは金山市街を通過

すぐに区境を越えて萬里區へ入りますが区の中心部からは遠く、市街地も分断されており金山の一部という感じがします。

金山~萬里一帯は当サイトでもよく取り上げている一大温泉地。私が愛用している公共浴場もこのあたりにあります。

視界から建物が消え、郊外区間へ。

台電北部展示館(原発の広報施設)を通過

その少し先に道が2本に分かれ並行している区間があります。そのうち山側の道にはバリケードが設置されており(手前にももう一つ)、車は通行禁止になっていました。しかし道が悪いなど規制しなければならない理由は見当たらず、かなり謎な存在です。

野柳海岸方面への分岐点。このまままっすぐ国道を進んだほうが近いのですが、折角なので遠回りして野柳経由のルートへ。

一気に近くなる海

野柳の中心部、地質公園入口付近。国内外問わず人気のスポットで大変にぎやかです。

地質公園へ入らなくてもダイナミックな奇岩を見られるのがこのルートの魅力。

野柳を抜けたところにある翡翠灣に少し寄り道。ここには前から気になっていた廃墟があります。看板によると名称は翡翠灣國際度假村。

調べてみると情報が錯綜しているのですが、同じ敷地にあるホテルと同一グループ(運営は別)の施設であったようです。ホテルの方は現在も営業中のようで、こちらも普通に通れるようになっています。

いかにも元リゾート施設らしい道

建物は城を模しています。さすがに入口は板で塞がれ入ることはできません。

同じ敷地に廃墟があったらホテルのイメージダウンになりそうですが、撤去せずにいるのは復活計画でもあるのでしょうか?

その2へ続きます