我が家では恒例行事となっているライチ狩り。今年も行ってまいりました。場所は2年目から固定で行っている德聲觀光果園、なのですが今年は少々様子が違っていました。何故か同じ名前で2つ公式サイトらしきものが表示されるのです。

紐を解いてみると元々一軒であった農家が二軒に分かれたことがわかりました。現地でご主人に確認したところ代替わりして兄弟それぞれ半分ずつ引き継いだとのこと。
それぞれ西區、東區となっており今年は西區が6/23から、東區が6/30からと1週間ずらしての開放となりました。利用者にとっては訪問チャンスが増えるので良いことです。これまでも西區・東區どちらか一方だけが開放されてきたので採れる量も2倍です。
今回は西區のレポートです。

公共交通でのアクセスは新竹駅からのバスが基本。苗栗客運の緑線に乗り韭菜坑で下車するとすぐ。入り口は西區・東區とも共通です。

坂を登りきり正面方向が東區、左手の駐車場を抜けていく方向が西區です。

受付で入場料を支払い入ります。今年は100元でした。食べ放題で高級品種もあるのでお得です。

テーブルには見本が置かれていました。なんと今年は3品種あるようです。

しかしマイクで喋っているご主人の解説を聞くと桂味は十分熟していないとのことなので基本外すことにしました。どこに何が植わっているかも説明しているのでこの解説は聞いたほうがよいです。

ということでまずは高級品種である糥米エリアへ直行しました。まずはここでお持ち帰り用を確保しつつ食べまくります。

見た目の特徴は皮が丈夫で突起があることです。肉厚で果汁が多く甘みも強く、ライチの美味しさがギュッと詰まったような品種です。ライチの王様の称号もあり、ご主人もこれが一番美味しいと言っていました。個人的にも一番好きな品種で、これを狩れただけでも大満足。

皆さん必死に採っておられます。

続いて桂味のエリアへ立ち寄ってみました。

外観の特徴はわずかな突起と少し裂けたような隙間。見た目はそれなりに熟しているように見えますが、食べてみると酸味が強く解説の通りまだ完熟ではないようです。種も大きく持ち帰る価値はあまりなさそうなので少しつまんで移動しました・

最後に黑葉エリアへ向かいました。


市場でもよく見かける非常にメジャーな品種です。見た目の特徴は突起がなく隙間なく全体が赤くなることで、大きな種がありますが実も大きくなるので食べごたえがあります。生産量が非常に多いため値段は安いですが美味しくないかと言えばまったくそんなことはなく、果汁も多く甘みもあります。

少し高いところから農園を見下ろしたところ。ここ何年かは現東區ばかりであったので少々懐かしい風景です。

帰り際受付に再度立ち寄りお持ち帰りのお会計。糥米と黑葉合わせて5.5斤(3.3kg)ほど、400元でした。恐らく2~3日で食べきってしまうでしょう。
来年もまた是非狩りに来ようと思います。

〈訪問する際のポイント〉
常に情報をチェックし、必ず「開放初日の」「午前中」に行くことです。朝からガンガン人が来てガンガンなくなります。あっても低い位置は取り尽くされ脚立がないと取りづらい位置ばかりになります。また午後に行くと暑いです。生育の悪い年は初日のみで終了、ということもありました。

德聲觀光果園(西區)
新竹市玄奘路225巷2號
電話 0936149623


開放時期は毎年6月上旬頃決定、概ね6月下旬~7月上旬