台湾各地にある温泉地には公営・私営各種日帰り入浴ができる施設がありますが、有料のものばかりではなく無料のものも少なくありません。有名なのは金山温泉や陽明山温泉のものですが、宜蘭縣の礁溪温泉にもあります。

恥ずかしながらこれまで何度も礁溪を訪れていながら私はこの施設の存在を知りませんでした。ネットで検索してもほとんど情報がなく、知る人ぞ知る施設です。無料ならもっと流行っても良さそうなのに一体なぜこれほどまでにマイナーなのか行ってみました。

この施設は玉石公共澡堂という名称で、以前紹介した森林風呂のすぐ近くにあります。外見はこのような感じで、ひっそり存在しているという表現がぴったりきます。

入り口の案内。時間帯で区切られていて、女性は朝4時~5時と夜8時~9時の2時間のみとなっています。

丁度誰も入っていませんでしたので、中の写真を撮ることができました。

設備は…浴槽、以上。水道や排水口などもなく、純粋に湯に浸かるということしかできません。そして非常に大事なことはその湯が熱くないということです。手を入れてみた感じ冷水ではないものの、34度くらいで温泉に浸かっているを得るのは難しそうでした。調整できるようなコックも見当たらず、自分で熱くすることもできないようです。

ということで残念ながら利用するにはかなりハードルが高い施設でした。よほど無料にこだわるのでなければ隣の公園にある設備の充実した森林風呂をお勧めします。

玉石公共澡堂