前回(南)はこちら

東西南北の旅最終回は東と北。東は以前の記事で詳しく紹介していますので簡単に、北と一緒に一回に少々駆け足でまとめたいと思います。
この日は文章だけでなく、予想外の展開で実際の移動も駆け足でした。

花蓮から早朝の莒光で一旦福隆へ。そこから少し戻る感じでバスに乗り馬崗(三貂角)へ向かいます。
前回訪問時はお試しであった延長区間は正式採用され、通年利用できるようになっています。

しかしいつの間にか馬崗方面のみのりばが変更されており、予定していた始発便を逃すトラブル発生。しかも新しいのりばには一切案内がなく、同じく逃してしまったおばちゃんと一緒に「ホントにここでいいんですかね…?」と話しながら待っていました。

なんとか馬崗に到着。灯台の方へ行くであろうおばちゃんとは反対に「本当の最東端」がある海の方へ一直線。バス一本分滞在時間が減ったので速歩きです。
その途中で最東端らしい看板を見かけたので撮影


その近くには謎の亀オブジェが…今度ここで食事してみたいですね。

そして最東端。訪問時は潮位が高く行けるのはここまででした。
端っこではおじさんが釣りの最中

GPSの記録


極東の荒波

さて、せっかくなので一応灯台も訪問。後の乗り継ぎがギリギリになるけれど、バス一本送らせてゆっくり上がろうかな?と思ったのですが、アプリで見るともう発車しているはずの次の便は表示されていない。恐らく実際には走っているのだろうけど、もし本当に来ないと乗り継ぎがまずいので頑張って元のバスに乗ることに。
(後で確認したら予想通り応援車両でそれがアプリに出ない原因でした)

残り15分程度という状況で灯台までの階段を駆け上がり、駆け下り。無事撮影してバスにもきっちり間に合いました。

福隆・大里できっぷ収集をして最後の北端へ電車で移動していると小姐から電話が入りました。今晩のご飯会、一緒にどう?というお誘い。普段滅多に時間が空かない人なので是非行きたい。でもこの旅を途中もきっちり最後まで終えなくてはならない。
この先の時間を見積もると待ち合わせを少し遅らせてもらっても時間の余裕なんてまったくなく、最後はゆったりのはずだった旅がいきなり高速モードに。

一度電車を乗り継ぎ、北端へのバスが出ている基隆駅へ。ところがこういう時にきっちり遅れる安定の台鐵。それがもろに影響してバス停に到着したら一本丁度出ていくところでした。
おかげで元々ない余裕がさらに減少、そのうえ乗れたのは本来来るはずの直行便ではなく途中金山止まりの便、乗り継ぎが発生します。

幸い綺麗に乗り継げそう、と思いきや金山到着直前で渋滞。信号待ちの交差点で別方向から来た乗り継ぎ予定のバスが先に行ってしまうという展開に。しかしこれ以上遅らせるわけにはいかない、とバスを降りたら荷物背負って猛ダッシュで乗り継ぎバスを追跡。車が多く支え気味で信号もある市街地、バス停の間隔もせまい。1つ目の停留所ではだめでしたが2つ目で見事追いつき、乗り込むことができました。

そして富貴角燈塔で下車

北端の灯台までは海沿いルート・漁港経由ルートがありますが、行きは海沿いルートで。こちらは遊歩道になっています。下り坂で海が見えるのっていいですね。

視界が完全に開けたところで奥に見えるのが老梅綠石槽。もうすぐシーズンです。

そしてついに最後の目的地、富貴角燈塔(灯台)に到着。

しっかり極北と書かれています

ここの灯台も小さめですがなかなかの美しさ


そしてなるべく端まで行くため灯台の裏手へ向かいます

この先は崖になっていますので、進めるのはここまで。実際に行ける北端=灯台ということになります。

GPS記録。これで東西南北の旅が完成しました。


帰りは漁港経由の別ルートで。こちらも途中までは遊歩道があります。

もちろんここでも移動は速歩き。おかげで丁度いいタイミングでバスに乗車でき、無事ご飯会にも参加することができました。今回は3日かけましたが、寄り道をせず詰めれば2日で回ることも可能です。