何か縁があって訪れた町をぶらついてレポートするコーナー7回目は宜蘭縣の南山です。

南山は宜蘭縣の山中、台中との縣市境に位置する集落で行政区では大同鄉に属します。
特にこの町に興味があって訪れたわけではなく、暑い日が続いておりどこか避暑に適当な場所はないか?と探したところ丁度いい民宿があったのでした。この旅では南山に一泊し、翌日さらに標高が高い梨山を訪れた後帰宅しています。

南山へは宜蘭・羅東からバスが合わせて5往復ほど出ています。今回は宜蘭バスターミナルから向かいました。

山道を走ること1時間40分、南山村停留所で下車。バスは半数が南山止まりで残り半分は梨山まで通じています。

宿に荷物を置いて早速散策開始。南山は原住民(タイヤル族)の集落

主要産業はキャベツの生産。生産量は台湾随一でバスが集落に着く直前から視界に入るのは若干の建物と山以外はすべてキャベツという感じ

あちらもキャベツ

こちらもキャベツ。ご覧の通りスプリンクラーで水やりをしているのですが、時々道路ぎりぎりに設置されているものがあり

よそ見をして歩いていると水を引っ掛けられます

建物が多く集まっている方へ行ってみます

原住民集落には必ずと言っていいほど教会がありますね

ほとんどが農家のようであちこちにトラクターなどが停められており、専門の整備工場もありました。中には他所では見たことない車が置かれており、キャベツ専用マシーンでしょうか?

ナンバーのないトラックを何台も見かけ、いいの??と思いましたが、農業用とペイントされた車がありどうやら特別な規定があるようです

集落の主にご挨拶

幹線道路(中部横貫公路支線)の方へ戻ってきました

ガソリンスタンド。ナンバーのない車が山を下りて給油するわけにもいかず、絶対必要な存在

集落の出口には原住民の碑とモニュメント

キャベツのほかに少しだけ茶畑もありました

その小道を上がっていくと集落を一望できる場所が

お土産品はもちろんキャベツ。1個70元なり

折角なので買っていくことにしました…ええ、買いましたとも。まだ旅の始まりでこれからこれを背負って梨山まで行き、そこからさらに続くわけですが細かいことを気にしてはいけません。
売り子のおばちゃんには超美味いから3個買っていけ。後悔するよ!と言われましたが、車ではないのでさすがに無理でございます。

ひたすらキャベツばかりの町、なかなか貴重な体験でした。