最初の試験開業から1年以上、正式開業から8ヶ月ほどが経過する台中捷運(MRT)に初めて乗車してきました。開業後台中に何度も行く機会がありながら乗ることがなかったのは在来線台中駅を大回りして避けるように路線が設定されており、触れる機会がなかったためです。

これは台中駅を通るルートの方は台鐵の駅をこまめに設置する「捷運化(MRT化)」で賄うこととし、新たに建設する路線はそれと被らないように設定されたことによります。高鐵台中駅には接続していますが捷運沿線に観光客が行くような場所は少なく、地元利用にフォーカスしてこれまで鉄道の空白地帯を埋めるようにする考えが見て取れます。
今回用務先が捷運沿線で高鐵で台中入りするプランでしたので丁度いい感じに利用することができました。

乗車したのは高鐵台中-南屯の往復。高鐵台中駅の入口はひと目で分かるデザインになっています

到着した列車から降りてくる乗客

もちろんICカードでの利用もできますが、今回は都合により券売機で乗車券を購入します。他局の捷運と同じトークンタイプで、レシートも印字可能

ホームに入ってきました

台鐵ホームと並行しているのでお互いの電車が見えます

高鐵台中駅は捷運では珍しい地上駅で隣にすぐ道路が見えるのは面白いです

路線図

電車が来ました

車両の規格は大きいく車内は広々しています。一方無人の自動運転で文湖線と板南線を足して2で割ったような感じ

そして乗り込んで最初に思ったのが「展望席がある!」
まあ席といっても立席ですが、車両が大きいので視界は大変良好。ということで前かぶり決定です

高鐵台中を発車

すぐに高度を上げていき

これまた捷運系統では珍しい立派な鉄橋を渡ると

高架にある最初の停車駅烏日に到着

この後は捷運らしい半露天のアーケードが続きます

ズーム画像でちょっと粗いですがかなりのアップダウンがあり、ジェットコースター的な楽しさあり

急カーブもありで景色はほとんど見えないものの結構乗っていて楽しいです

あっという間に南屯駅に到着


外にはグッズの自販機がありました

今はまだ一路線ですが、将来路線網が伸びて逢甲や朝馬に乗り入れたり、台灣大道に沿って台鐵台中駅に接続するような路線が設定されればかなり便利になるように思います。