日曜の午後。急に思い立って温泉へ行くことにしました。最近は金山温泉へ行くことが多かったですが、少々遠く一部施設が改修中で入れないこともあり今回は陽明山へ行くことにしました。ふらっと温泉へ行ける(しかも選択肢が沢山ある)台北は素晴らしい環境であると思います。

今回も利用するのは無料の温泉。陽明山バスターミナルにほど近い前山公園男公共浴室です。
温泉へのアクセスは主に2系統あり、MRT劍潭駅からのバス(109・111・260・260區・紅5など)もしくは北投駅からのバス(230)になります。前者のほうが本数が多く便利ですが、後者のほうが景色のよいルートを通るので時間に余裕があればお勧めです。

前者に乗った場合は錫安堂で下車して徒歩2分くらい。池の辺りに建てられており、公共温泉の中ではわりと洒落た感じの外観。

男湯と女湯がまったく別の建物になっているのが特徴でこちらは男湯。女湯は池の反対側にあります。
入口の様子。左手には管理人が詰めています。日本の銭湯にもありそうな感じの雰囲気です。

開放時間のご案内。なんと早朝4:30から19:00まで開いています。途中の1.5~2時間の休憩時間があり、タイミングが悪いとかなり待つことになるので到着時間には注意しましょう。案内を読むと管理人は近くの植物試験所から派遣されているようです。

中の写真は撮れませんが、中央に大きな円形の浴槽があり周囲に脱衣スペース・洗い場・お手洗いがあります。安い有料浴場レベルの設備は整っています。鍵のかかるロッカーはありませんが、丸見えなので盗難の心配はなさそうです。
お湯は白色、ややぬるめでゆっくり入っていられます。客層は100%地元の年配者で平均年齢は60歳くらい、というより60歳前後の人しか入っていません。私一人完全に浮いておりました。こういう地元色の強い雰囲気が苦手な人には向きませんが、逆に受け入れられればなかなかよい湯だと思います。

裏手には池を眺めながら休憩できるスペースも。

帰りは丁度230路バスが来るところでしたので、北投経由で帰ることにしました。のりばは女湯の眼の前です。このバスは新北投も経由しますので、温泉のはしごもできます。

前山公園男公共浴室
台北市北投区台北市北投區建國街7-1號


04:30–07:30、09:00–11:00、13:00–15:00、16:30–19:00
※月曜日は清掃のため12:00まで
※女湯は若干開放時間が異なるようです