所変われば単位変わる。アメリカのヤード・ポンド法が有名ですが、中華圏でも色々あります。一番よく見かけるのは重さ「斤」(台斤とも)で、食料品の量り売りに使われ1斤=600g。下の単位が「兩」で1斤=16兩=37.5gです。

長さでは「尺」(台尺とも)で1尺=30.3cm、電気のコードなどで使われています。当然メジャーも様々タイプが売られており、先日買おうとして探していたら「魯班尺」なる見慣れないものが並んでいて面白そうなので購入してみました。

こちらがその現物

台尺でも公尺(m・cm)でもない魯班尺とはなんぞや?引き出してみると…

4種類の目盛が振られていました

上から台尺(0.1尺単位)・文公尺(陽宅用)・丁蘭尺(陰宅用)・公尺となっており、文公尺と丁蘭尺は風水で使われる目盛りです。これで本一冊書けてしまうくらいの内容があるので詳細は省きますが、あと少し右にずらすと風水が良くなるとかやるわけですね。
まさに中華圏御用達のメジャーで、安いものなら100元くらいからありますのでお土産にいいかもしれません。