台鐵の小駅を巡るシリーズ、今回は縦貫線の大村駅です。「台鐵捷運化」で唯一彰化に作られた駅で、「新駅」ということにはなっていますが実は戦前ほぼ同じ場所に駅がありました。大村仮乗降場がそれで、ガソリンカーのみが停車する駅でしたが戦況の悪化でガソリンの供給が厳しくなり運行停止→実質廃止。2000年代に復活したという経歴を持っています。

おなじみ區間車で到着

両隣の駅とは4キロ前後の距離があり、当駅開業以前はかなり駅間が広かったことになります

線路は2面2線の地上駅

新駅らしく看板も新しいタイプで吹付け文字はありません

橋上駅舎なので一旦上へ

改札フロアに着いても階段はまだ続いていました。柵がされていて入れませんが、天井裏スペースのようなものがあるのでしょうか?珍しい造りなので気になります

改札を出ました。新駅らしい造りですが橋上駅舎のせいか台中の捷運化各駅とはちょっと雰囲気が違います

大村はぶどうの産地。ホームや床などあちこちでぶどうをアピールしていました

まずは西側に出てみます。新駅は簡素になることが多いですが、当駅は大村鄉の代表駅ともなっているせいかかなり立派です

まだ開発はあまり進んでいないようで駅前にはだだっ広い空間

若い人たちが廟會の出し物らしきものの練習をしていました

少し離れたとこから。ザ・駐輪場

軽く散歩してみます。すると建設中の江戸城?が!例の徳川家康建設シリーズです

他にも似たような住宅が点在しており、商店などはありません

まだ開発されていない区画もありました

駅へ戻り今度は東側へ。窓から覗くとこちらの方がより以前から発展しているように見えます

駅舎の外観は西側とほぼ一緒。表と裏でデザインが異なる駅が多数派の中比較的珍しいですね

駅を出てすぐの住宅地の一角に大村列車紅茶・ケーキというちょっと気になる店を見つけました


写真を撮っているをお店の方が出てこられ、ケーキが美味しそうだったので購入しようとしたところ残念ながら現在休止中で5月から再開とのこと。また機会があったら途中下車して立ち寄ろうと思います

ところでこの住宅地はかなり個性的です。前を見ても

左を見てもカラフル。地域ぐるみの街づくりなのか、ディベロッパーの意向なのか?

桜も咲いていました

そしてほどなくして解答を発見。立派な凱旋門に「櫻花歐洲村」とあるのでカラフルな塗装も桜もディベロッパーによる設計のようです。桜と欧州はミスマッチな気もしますがいいんですかね?

もう少し進むと国道に出ます。大村駅がかなり推されていました

店が多く立ち並び典型的な地方幹線道路沿いの風景となっています

ローカルスーパーを発見。かなり押しが強いデザインですね

正直降りる前は何もない駅だろうと思っていましたが、歩いてみると色々発見があって楽しかったです