先日紹介した1200元で30日間様々な交通機関が乗り放題になる都會通は7月1日より予定通りサービスが開始されました。宣伝にも力が入っておりあらゆるところで目にします。
実際に約一ヶ月使ってみましたので、良かった点・公式には書かれて居合注意しなくてはならない点などについて書いてみたいと思います。
【台鐵】
小さな無人駅などを除き専用の通路が設けられており、わかりやすく表示されています
設置されているのはバスに取り付けられているのと同じようなカードリーダ。タッチすると正解チャイムのような派手な音が鳴ります
この通路を通らないと定期券が有効にならず通常運賃が引かれるのは公式の案内通りですが、他にも注意したほうがよい点を見つけました
・臺鐵券売機では降車履歴が出ない
台鐵の新型券売機では乗車履歴を見ることができますが、定期券利用の場合乗車記録しか表示されないようです。正しく出場できたかは確認できず、初めて使ったときタッチできていなかったかな?と思い念のため再度タッチしに行ったところ、次の問題が起きてしまいました
・二重タッチに注意
見た目がバス用と同じカードリーダですが、中身も同じようで改札の中にあろうが外にあろうが「入出場兼用」となっているようです。前述の通りうまく出場できなかった可能性があるので改札内のリーダに再度タッチしたところなんと「入場」扱いに。入場専用・出場専用になっていれば重複タッチエラーになるはずですが、そうはならず再度乗車した扱いになりそれを消すために後で少し面倒なことになりました。とにかく出場時は正解チャイムが鳴ったか注意!です
・すぐに再入場できない
定期券有効区間外への乗越精算はできず、乗車駅からの全区間運賃が請求されるのは公式が注意喚起している通りです。ならば境界駅で一旦下車して節約しよう!という考えが出てきそうなので実際に試してみました。西端の境界駅は新富です。一旦タッチして出場、次の電車が来たところで再入場しようとしたところ重複タッチエラー!
電車1本分、だいたい15分程度経っていたはずですがだめでした。
幸い別のカードがあったので有料区間はそちらで乗りましたが、1枚しかない場合は電車を見送ってさらに待つか、現金乗車することになります。
そもそも區間車しか止まらない駅で途中下車を強いられるのはかなり時間の無駄で、確かに安くはなるものの実用性はあまりなさそうです。逆に東端は一部の自強が止まる福隆駅ですので、タイミング良く乗り継げるパターンなら利用価値があるかもしれません
【バス】
・実は使えない路線がある
対象地域内で完結する路線はほぼ使えるようになっていますが、たまに使用不可となっている路線があります。例えば台北と金山を結ぶ1717路は対象外となっていてこのことはどこでも触れられていないように思います。この路線は市バスに含まれていながら唯一の4桁路線・異なる運賃体系と異端児で、1280定期票の時から対象外でした。
その他廃止予定の路線で対象外のものがあります
・実は使える路線がある
対象路線は各市交通局や運行業者などが公表していますが、内容が全然違います。台北捷運が配布しているpdfでは桃園管轄の4桁路線(5000番台)について市をまたぐ4本しか載っておらず、一見他は使えないように思えます。しかし桃園市の配布するpdfでは多数書かれていてほぼすべて使えることがわかり、こういう資料は統一してほしいですね