臺灣文博會(クリエイティブエキスポ)を盛り上げるため、9月9日から17日にかけての9日間藍皮文博號が運行されました。この列車は普段南迴線の藍皮解憂號で運行されている編成を持ってきて宜蘭線を走らせるというもので、北部における初の運行となります。

そのため大人気で本数はそれなりにあるもののチケット取りは激戦となり、私も参戦しましたが大変でした。まずは第1希望の週末東行(南港→宜蘭)を狙い予約開始と同時に入力を進めるも途中でエラーに。再度試すも満席回答。仕方がないのでまだ空いている第2希望の同日西行(宜蘭→南港)を試すもやはり取れず。仕方なく第3希望の平日東行…と試すもことごとく失敗。どうやら皆考えることは同じで追いかけっこをしているような感じでした。

結局一つも成功せず、初めから競争率の低い平日便を狙っていけば良かったかもしれませんが、どうしてもというほどではなかったのでまあ仕方がないかと思っておりました。
ところがしばらくして主催の旅行社から藍皮文博號ツアーに乗りますか?電話が。どうやらシステムエラーで宙ぶらりんになった席が相当数出たようで、申込時に記入した番号に連絡しているようです。
もちろん参加しますと答えたところ、ではどの日にしますか?という質問が。ネットではあれだけきつかった予約が自由に選べる状態で、往復でもOKとのことでしたが予定通り9月16日の南港→宜蘭片道で抑えてもらいました。

夕方になりSMSで支払いリンクが送られてきて、入金期限は30分後というすごい設定でしたがバスの中でクレジットカードを取り出して支払いを済ませ無事完了。ということでチケットが取れたので乗りに行くことにしました。

当日南港駅。自由席とのことだったので良い席を確保するため早めに出向きました。受付を済ませ、並ぶのが遅れたので列の後ろの方になってしまいましたが入場開始と同時にホームへ。列車はすでに入線しています

今回お世話になる35SPK32609。1969年日本製クロスシート車です。受付時に渡された乗車券は号車のみが指定されており、1・2号車がSPK(クロスシート車)、4・5号車がTPK(ロングシート車)でひとまず当たりを引けたようです

発車案内には丁度停車駅が表示されていますが、猴硐・大里・宜蘭といういかにもツアー列車らしい顔ぶれです

この時点では演出なのか電気はついておらずまだ薄暗い車内。見ての通り海が見える進行左側に人気が集中しており、私も確保することができました

荷物を置いて最後尾の方へ。旧型客車のこの雰囲気はたまりません

さて、受付時にはこんな封筒を渡されていますがその中身はというと

記念品のメモ帳

チケットと記念硬券

この硬券は独自の地紋で台鐵印刷ではないのかもしれません

ちなみのこの封筒は裏も凝っていて藍皮になっています

しばらくして電気がつきました。この時点ではまだ海側しか人がいませんが、この後乗ってきた人で山側もある程度埋まりました。しかし1両あたり40人ほどしか発売されなかったのでゆったりしており良かったです

次の汐科駅手前までは地下を走るので南迴線トンネルを思い起こさせる雰囲気

地上に出て七堵調車場脇を通過中

最初の停車駅猴硐に到着

各車両ごとに1人ガイドが付き、色々お世話をしてくれます。2号車の担当はこの方でお話は面白かったですね

猴硐では車両ごとに分かれて下車し、ガイド氏の案内で散策をします。まずは東側、炭鉱関係の施設がある方から開始。こちらは猫村ではないのですが、それでもたくさんのニャンコが生活しています


下車観光の案内は現地施設のガイド氏にバトンタッチ。この方のお話も興味深かったです

(後編に続きます)