台北市内だけでも100ヶ所近くが営業している傳統市場。日本では観光地くらいでしか見かけない形態ですが、台湾では今も元気に営業中です。
そのいずれも数十年以上経過しているものが多く、名前は地名や第一・第二といった数字が多いのですが高雄市には一風変わった名前の市場がありますので紹介したいと思います。
市場があるのは蓮池潭の北側、高鐵左營駅の近く。通りを進んでいくと賑やかな場所が見えてきました
標識に書かれたその名前は哈囉市場(ハロー市場)!
中に入ってみると私が好きな古いタイプの市場でとてもいい感じです
野菜エリアに移動してくると雰囲気が変わり少し現代風に。時代が進むにつれて建て増しされていったのかもしれません
さらに隣にはかなり最近建てられた感じの簡素なスペースがありましたが、ここも市場の一部でしょうか?
戻って市場の中を通り抜け反対側へ出てみると哈囉市場の看板を発見。本当に名前がハローなんですね
なぜこのような名前なのか?調べてみたところ哈囉市場は俗称であり左營第四公有零售市場が正式名称でした。しかし哈囉の方が圧倒的にインパクトがあって印象に残りやすいですし、定着したのでしょう。
そしてその由来はというとかつて近くに米軍が駐留しており食材の買い出しに来るものの店の人は英語が話せず、そこでお互い「ハロー!」と声を掛け合ったことによるものでした。
なお高雄で最も古い公営市場だそうです
付近の道路名も「菜公路」で昔から市場があったことをうかがわせます
古そうな雑貨店
市場本体だけでなく付近の道路にもお店が展開しています
バナナ1斤8元は安い!といってもテーブルの上にあるきれいなものではなく奥にある1本1本バラバラになったものでした。それでも安いので購入すると「全部で10元!」と言われ渡される袋いっぱいのバナナ。帰りの電車でひたすらつまんでおりました
更に道を挟んだ場所に廟があり、そこにも市場と一体化した感じで色々お店があります
拜拜用品の店が多いですね
そしておばちゃんファッション
小吃も充実していました