信維市場の記事を投稿してから間もない今日、新竹市内を歩いていて同じ匂いのする市場に出会いました。直感に狂いはなく、ディープでそして美味しいスポットでした。

新竹某所での仕事を終え引き上げる途中、ふと妙に古い建物で営業しているご飯やさんが目に入りました。正面ではなかったため市場の看板はありませんでしたが気になるものを感じ、中へ入ってみることに。
外(中央路側)から見えていたお店。寿司などを出す日本食の店でした。かなり繁盛しているようです。

シャッターが降りている店が多い中、所々営業している店がありどこも賑わっています。

日本の居酒屋横丁のような雰囲気。

飲食店以外にも営業している店がちらほら。

途中を右に折れてみると看板が現れ、ここが市場であることが確認できました。

探索の前に腹ごしらえをすることに。先程見た日本料理店が美味しそうでしたので入ることにしました。カウンターに座ると美味しそうな刺し身が並んでいます。

今回は総合海鮮丼(280元)を注文してみました。いいネタが惜しみなく入っていてこれは美味しかったです。回転寿司とは全然違いますね。人気があるのも納得です。ちなみにこの店の最高額メニューは2400元(!)でした。

そして忘れていないのがこのセルフで飲み放題の無料スープ。魚の出汁が効いていてこれも美味しい!台湾の日本料理店にありがちな甘い味噌汁ではありません。

では探索を再開します。建物は口の字型になっているようで、中央の吹き抜け部分。

歴史を感じます。台中の中信市場に似た雰囲気があり、同時期の建築なのでしょう。

探索中に出会った猫。

食材を購入する市場としての機能は既に失われていて、見かけたのはこの八百屋と

この肉店くらいでした。

アーケードのような雰囲気のエリア。

中正路側への出口。

一旦外へ出てみるとこちらが正面入り口のようです。

中へ戻り、2階へ上がってみます。一応エスカレーターの形をしていますが、その機能を停止して久しく階段になっています。

2階も同様にシャッターが並ぶなか、ポツポツ営業している店があります。

市場のお約束、廟もきっちりありました。

3階。立ち並ぶシャッターと古びた看板。

まるで時が止まったような空間です。

しかし所々リノベーションされた店があり、この市場がまだしっかりと生きていることがわかります。


屋上へも自由に出られるようになっていました。特に何かあるわけではありませんが、新竹の街が見渡せます。

日本料理店の店員さんによると夜のほうが開いている店が多く賑やかだよ、ということなので今度夜にまた来てみたいと思います。

慣れないと入るのに少し勇気が要るかもしれませんが、駅近ですし新竹観光の折にちょっと通ってみるのもよいかもしれません。

東門零售市場
新竹市北區大同路86號
台鐵新竹駅から徒歩7分(中正路側の入り口がわかりやすいです)


営業時間は各店舗により異なる