今回は趣向を変えて日本から台湾へのアクセスについて書いてみたいと思います。

先週急用で日本(神奈川)へ帰国していたのですが、いつ台湾へ戻れるのかわからなかったため帰りの便は買っておらず直前になって空きのある便を探すことになりました。
その結果目に止まったのが虎航(タイガーエア台湾)の茨城便。首都圏からの出発ですと羽田・成田いずれかの利用が一般的ですが、ひっそりと茨城発着の便が存在しています。
実際利用してみてどうだったのか?という感想を主に成田と比較しながらレポートしてみたいと思います。

まず空港へのアクセスについて。茨城空港には鉄道駅がないので、バスで向かうことになります。近隣の駅からも出ていますが、便利なのが東京駅発着の路線。航空機の発着に合わせて運行されており、空港利用促進のため運賃は破格の500円。成田は格安バスや一般電車でも1000円~1200円程度かかるのでこれはインパクトがあります。
ただし台湾便に対応するバスは1本しかないのでチェックイン締切ぎりぎりに行ったりはできず、乗り遅れや満席の場合は即アウト。利用を決めたらすぐ予約することをお勧めします。
所要時間は成田まで1時間のところ茨城は公称1時間40分(実際には1時間半で着きました)。時間や柔軟性は成田に軍配が上がります。

さて、前置きが長くなりましたがこちらが茨城空港の外観。

別の角度から。奥に止まっているのが乗ってきたバス。

時刻表。台北行きは15時発(到着は17:30)とゆっくり家を出ることができ、到着も遅すぎず個人的にはとても使いやすいスケジュール。今回この便に決めた最大の理由がこれで、実は羽田便にも空きがあったのですが早朝発のため候補から外しました。

国際線チェックインカウンターの様子。これが全てで3社で共有しています。

スカイマークの国内線チェックインカウンターと搭乗口。

店舗案内。茨城といえばやはり…

心配だったのが小さな空港で食事ができるところがあるの?でしたが、施設面では食事処・コンビニ・土産物店と一通り揃っており、意外と不便はない感じです。

食事処はここ一箇所。メニューは一般的な麺類やとんかつなどで、独占なので価格はかなり強気の設定。安く上げたい場合は1階のファミリーマートか、空港を出て少し歩くとかの有名なセイコーマートがあるのでそれらを利用するのがいいと思います。

土産物店は出国審査前・後ともあり品揃えは成田に負けていない印象。

中にはこんな物も。

展望デッキもあり、便が少ないので寂しいですが丁度上海行き春秋航空が離陸するところでした。

いよいよ搭乗。搭乗口から直接ではなく徒歩で飛行機まで向かうスタイル。

飛行時間は予定より少し長くかかりましたが、18時前には着いたのでゆっくり帰宅することができました。観光で来られた場合でも着いたらそのまま夕食に向かえる時間なので悪くないと思います。

全体としての感想はかなり「アリ」だと思いました。細かいところですが空港使用料が羽田や成田より安いのもメリットです。週2便なのがネックですが、スケジュールが合えば検討してみる価値があります。