前回の記事にて臺北市孔廟を紹介しましたが、その隣に鎮座するのが保安宮です。
こちらは台北市管理などではない普通の廟ですが2019年現在落成から189年となる長い歴史があり、國定古蹟(国指定の文化財)になっています。

保安宮正面。國定古蹟の風格があります。

龍山寺や行天宮ほど人はいませんが、熱心にお参りしている人が多い印象を受けました。


本殿。正面の門と非常によく似たスタイルです。

本殿のみならず、両脇にいらっしゃる神様(神社での摂社・末社に相当する場所)へも熱心にお参りされてていました。

続いて本殿の裏手へ。

壁画も立派です。

本殿真裏に鎮座する医療と農業の神様・神農大帝。

正面入口と道を挟んで向かい側にも立派な門があります。

ここは行天宮で隣聖苑という名称ですが、調べてみると孔廟の隣にあるからというのが由来のようで、自身ではなく隣から名前を取るあたり奥ゆかしさを感じます。

中には広場

所々に神様の石像がちりばめられた庭園


そして池があり参拝の後休憩するにはよい場所です。

古蹟を見学するだけでなく台湾人の信仰心を感じることができますので、一度訪れる価値はあるかと思います。

大龍峒保安宮
台北市大同區哈密街61號