台湾の公共自転車といえばUbikeが圧倒的なシェアを誇り各都市で導入されていますが、台南・高雄はそれぞれ独自のものを導入しています。
そのうち高雄市が運営するCity bikeが累積赤字のため廃止され、Ubikeへ置き換えられることが決まったためなくなる前に乗ってきました。

高鐵左營駅前のステーション。基本的な造りはUbikeと似ています。

Ubikeは2台毎に一つの柱がありますが、City bikeは端末から伸びる一本の長い梁にすべてぶら下がる方式。

自転車はUbikeより簡素な作りで変速ギアは付いていません。

保守予算も少なめなのかサドルがひび割れている車が目立ちました。

料金体系はUbikeより安く抑えられています。

大きく異なるのが貸し出し手順。まず空いているポートの番号を確認、この場合は6番。

番号を覚えたら端末に移動し、覚えた番号を入力した上でICカードをかざすかクレジットカードを挿入します。

そして45秒以内に車のところに戻り、ランプが点滅しているうちにボタンを押してロックを解除し引き出します。
端末が1台なので2人以上いる場合は列ぶことになります。

今回は高鐵左營→美術館→三多→鹽埕埔→科工館と4回に渡って利用しました。
乗り心地は悪くないのですが、Ubikeに慣れていると変速機能がなく長時間の利用はややきついと感じます。

返却時は車を差し込み端末で精算します。返却したポート番号の入力は必要ありません。

Ubikeとコンセプトは一緒なのに消えることになったのは費用を抑えたために使いづらいものになってしまったのが原因かなと思います。
最後に残された同じシステムを使っている台南のT-bikeはどうなるのでしょうか。