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支線(台14甲線)に入り少し行くと一大リゾート地である清境農場へ差し掛かります。休日ともなるとレジャー客で大混雑。
沿道にはリゾート民宿が林立しています。清境農場は小スイスを名乗っているので民宿もスイス風のスタイルがほとんど。
鳶峰を過ぎるといよいよこの路線のハイライトである高山地帯に入り、大禹嶺まで絶景が続きます。余計なコメントはなるべく書かずに写真を貼っていこうと思います。
絶景への入り口、鳶峰。標高は2750m。
(復路で撮影 昆陽-武嶺間)
最高地点、武嶺。標高は3275m。
(復路で撮影 武嶺-管理站間 右手は合歡尖山)
出発から4時間40分、花蓮方面との分岐点である大禹嶺へ到着しました。左手の狭いトンネルが梨山方面、右手が花蓮方面でタロコ渓谷へと続いています。
バスはトイレ休憩のためしばらく停車。ここで1名花蓮方面へ乗り継ぐ人が下車しました(梨山まで行ってから乗り換えるとギリギリもしくは間に合わない)。本来は梨山まで下車できないのですが、融通は利かせて貰えるようです。
この先は梨山までの景色はこれといって面白いものはないのですが、途中すごい区間がありました。最近災害にあったようで見事に崩れています。通行できているのが不思議なくらいでした。
出発から5時間30分、ついに梨山の町が見えてきました。ゴールはもうすぐです。
14時50分、5時間40分をかけて終点の梨山停留所に到着しました。梨山のシンボル、梨山賓館が出迎えてくれます。
この日は天気も良く、大満足のバス旅となりました。この経路での運行は6月30日で終了しますが、今後また復活運行することがあれば是非また乗りに来たいと思います。
ところで最後に一つ驚くことがありました。下車する時にICカードをタッチすると運賃が表示されますが、その額なんと60元!これだけ乗ってわずか200円ちょっとしかかからないのです。
これは市バス扱いとなっているためです。台中市バスにはICカード利用の場合10km以内無料・上限運賃60元という制度が導入されており、この路線も適用となっていました。現金乗車の場合は不適用で、東勢から乗車したおばちゃんは正規運賃392元を支払っており、台中でバスに乗る場合ICカードの準備は必須と言えます。