鹿港は日本でも知名度が高く、人気の観光地。私も何度か訪れていますが、いつも日帰りばかりでした。しかし今回たまたま宿泊する機会があり、時間が十分ありましたので改めて街を一通り回ってみました。
観光スポットではない場所も含め、3回に分けて紹介したいと思います。

まずは宿を出てほどなくして見かけた家を撮影。歴史のありそうな建物で場所が場所なら古蹟指定が入っていそうですが、特に何もなく普通の家のようです。

こんな建物がごく当たり前にあるのが鹿港。

通りへ出てきました。古い建物が多く残っているという点では台中や嘉義に通じるものがありますが、鹿港は独特の表情というかカラーがあります。
あえて一言で表現するなら「町全体が茶色」でしょうか。

この通りにもこんな建物が。

ビルの壁にでかでかと描かれた古い広告。こういうの好きです。
飲料や薬などが多いですがこれは生命保険。

鹿港で特に賑やかな天后宮方面へ向かって歩きます。この通りは一年中お祭りムード。

攤販集中場≒市場もお祭り

廟に近づくとさらに賑やかさアップ

鹿港には多数の廟がありますが、その中でもシンボル的存在の天后宮。国定史跡で400年以上の歴史があります。

参拝者も多く、熱気が籠っています

歴史のある廟の象徴、線香の煙で黒くなった柱や額

裏手に回るとこの廟のルーツである湄洲祖廟の全景図がありました

前後左右だけでなく上にも注目。この後向かう龍山寺とよく似た造りになっています。

民生路へ入りました。ここと埔頭街は鹿港一の観光ストリートになっており、多くの人でごった返しています。

一旦喧騒を外れて古蹟日茂行へ。ここはかつて鹿港一の富豪であった日本での廻船問屋に相当する店であった建物。

現在のご主人?

再び賑やかな通りに戻り、新祖宮へ

本来の立派な建物とは別に、入って左手にイベントの出し物のような参拝所がありました

そしてその隣には妙に味のある賽銭箱(?)が。目的の願い事(学業とかお金とか)のポケットにコインを投げ入れるものですが、まさにイベントのアトラクションのようです。

その2へ続きます)