先日阿里山へ出かけた帰りに乗ったバスは高鐵嘉義ゆきでした。このバスは途中遠回りして故宮博物院南院へ立ち寄ります。
時間にも余裕がありましたので、途中下車して後学のために参観していくことにしました。

まずは撤収する際のバス時刻を確認。高鐵嘉義ゆきは多数あり、割と適当にのりばへ行っても大丈夫そうです。

入り口の碑。かなり立派なもので、力の入れようが伺いしれます。

田舎にあるので敷地は広く、本館まで結構な距離を歩くことになります。車の場合は駐車場までシャトルバスがあるのですが、バス組は…頑張りましょう。

立派な橋を越えて

到着。

故宮は有効なガイド証があればいつでも無料で見学できるのですが、北院はそのまま見せればよいのに対し南院は一旦無料券を出してもらう必要があります。

見学方式も北院とは異なり、3階から入り一方通行で→2階→1階と降りていきます。もちろん逆走してもう一度見るのは自由。
好きなところから見られない反面迷わず一通り見られるので良し悪しですね。

そして一番の違いが展示内容。北院は常設展+企画展という構成で常設展の比率が高いですが、南院はこれといった常設展がなく長期企画展の集合体という感じです。
こちらはブッダ展


見逃せないのが年表。北院同様中華人民共和国の存在には一切触れられていません。

皇帝のお宝ボックスを再現している企画展。このあたりは北院の展示に通じるものがあります。


お茶好きとして気になった茶器の企画展

なんと桃山時代~江戸時代の茶器や、茶室を再現したコーナーまでありました。

見学を終えた感想は故宮博物院という名前はついているけれど、システムも中身も別物であると思いました。
北院を同様の中身を期待して来るとがっかりするけれど、美術館を見学する感覚で来るとかなり楽しめるのではないかと思います。