台湾で知らない人はいないと思われる有名な薬の一つが百花油です。日本でのムヒとか正露丸くらいの知名度はあるのではないでしょうか。
薬局はもちろん、大手コンビニでも扱いがあるほどなのでその認知度は推して知るべしです。

パッケージはこのようなレトロなデザイン。

これは最も小さな3號(5ml)で、コンビニで見かけるのはこのサイズ。ファミリーマートで95元でした。
他に2號(10ml)・1號(20ml)・特大號(50ml)などがあり、一回あたりの用量はかなり少ないので、3號でもかなり長く使えます。

箱を開けてみたところ。フィルム包装されたガラス瓶と説明書が入っています。

フィルム包装を開けてガラス瓶を取り出したところ

説明書。昭和初期のような味のあるイラストが書かれており大変ナイスです。

さて、結構これが何なのかを一言で表すと「万病に効く油」
説明書によると成分はハッカ油や樟脳などで、効能は「風邪頭痛・やけど・切り傷・虫刺され・熱射病・腹痛」などと書かれておりかなり守備範囲が広くなっています。

試しに同僚に「一般的に台湾では何だと思われているの?」を質問してみたところ、「頭痛に効く薬」との返事。
私は頭痛に襲われることは滅多にないので家に刺された時に使用しています。

「台湾では」と書いたのは他の国にもあるためで、そもそも発祥はマレーシア。多国籍企業として発展した後、創業者の死去により各国資本関係のない独立した会社となり、それぞれ独自に発展して現在に至ります。
コンパクトで実用性もありますので、お土産としてもいいと思います。