※前編はこちら

この路線は末端部が二股に分岐しており、竹東方向から来たバスは一旦左下(梅花村)へ向かい、折り返して分岐点から今度は右(那羅)へ進みます。つまり分岐点は2回通過することになります。

分岐点から梅花村へ向かうところ。縁石が原住民塗装になっていますね。

ここでハプニング発生。分岐点で降りるはずであった乗客が降りそこねてしまいました。
しかしラッキーなことに前述の通りこのバスは分岐点を2回通りますので、このまま乗っていれば少し到着が遅れるだけでちゃんとたどり着くことができます。

梅花村は山道沿いに家や商店などがまばらに点在する集落でした。


折返し作業中

山を下り、分岐点の錦屏大橋を今度は那羅方向へ進みます

すると急にタロコ渓谷のような雰囲気に。

終点少し手前の青蛙石で観光客らしい女性グループが下車。ここには台湾各地にある「天空步道(床が透明になっていて下の景色が見える歩道)」があります。

バスは歩道入口の近くにも止まるのですが、入場するには一旦離れた場所にある駐車場で下車してチケットを買い、そこからシャトルバスで戻ってこなくてはなりません。
運転手はその点を説明し、(本数が少ないので)帰りの時刻についてもしっかり案内していました。なかなか親切な人ですね。

そろそろ終点が近づいてきました

私もこの後どうするか聞かれました。この便の折返しに乗るか、次の便を待つか。もし次の便にする場合は3時間以上待つことになります。
当初の予定では付近のスポットをゆっくり回り、次の便に乗るつもりでした。しかし話を聞いてみると著名なスポットへは終点からかなり先まで行かねばならず、折返しまでそこそこ時間があるということで付近を散歩してすぐに戻ることにしました。

終点那羅に到着。

意外にも電子ペーパー式のバス停が設置されていてびっくり。これはコミュニティバスののもので、乗ってきた一般路線のものは後ろにある普通のタイプ。

行先表示

早速付近の散歩を開始

あまり歩いている人もなく、静かな山間の集落です。



集落の中心にある教会。台湾の原住民集落には本当によくキリスト教が浸透しています。

給水塔でしょうか?

こちらは先ほどとは別の教会+附属幼稚園

折返しの車内では運転手に話しかけられ、道がこんなに狭いのに大型バスじゃ大変じゃないの?等雑談を色々。
こういう時大抵「以前日本で仕事していたんだよ」「兄弟or親戚が日本にいるんだよ」という展開になる不思議。

復路は竹東まで乗らず、內灣で下車。

老街を軽く流した後は鉄道で移動、九讚頭経由で關西方面へと抜けました。