次のバス企画のため恆春へ前泊することになりました。
恆春にはいくつか観光名所がありますが、そのうち一つが出火奇觀です。なにもない地面がひたすら燃え続けているという不思議な場所で、關子嶺の水火同源と並ぶ炎系スポットとなっています。

ここは相当前に一度訪問したことがあり、その時は昼間でした。今回たまたま出発前に友人がシェアしていた「夜訪問したほうがいい」という情報を見かけ、言われてみれば暗いほうが見やすいのは道理。
丁度日没後に恆春入りするのでタイミングはばっちり、ということで夜の再訪と相成りました。

さて、荷物を宿に置いて出発しますが注意しなくてはならない点があります。出火奇觀は町外れにあり、市街中心からの距離は1.5キロ。

田舎なので市街地を抜けると何もなく、バスはもちろん台北のように気軽に拾えるタクシーもないため人気のない車道を800mほど歩かねばなりません。

街灯はあり車も割と通るのですが、やはりそれなりにリスクはあります。
男性であれば歩いてもいいと思いますが、女性グループの場合は手間をかけて呼んででもタクシーを呼んで行ったほうが良いです。

やがて左に駐車場が見え、そこが入口です。意外にも夜でも係員がおり、入場時に懐中電灯を持っているか聞かれます。スマホのアプリでも十分ですので用意しておきましょう。

駐車場から2~3分も歩けば前方に明るいものが見えてきます

近づくと地面から炎が上がっているのがわかります

実際には吹き出すガスが燃えているのですが、まるで石が燃えているよう。


昼間は青い炎は見えないのではないかと思います

(動画版)



ところで柵で囲われている範囲に対して燃えている部分がかなり狭いように思いました。前回訪問時(15年以上前の話ですが)はもっと広かったように思います。

もしかしてガスが尽きたのか?と思いましたがそうではなく、入口の説明看板によると季節により変動があるとのこと。乾燥する冬から春にかけて来るとより壮観なものが見られるようです。
(見学は8時までなので夜間訪問の際は注意)