台湾の主要都市は町の構造や建物、雰囲気などがそれぞれ違っており、現地へ着くと「○○へ来たな」という感覚があります。
特に台中・嘉義・台南あたりは古い建物が多くその感覚が顕著であるように思いますが、今回は前からゆっくり歩いてみたかった嘉義の町を散歩してみました。

スタートは北東の町外れにある「新店」のバス停。
家が「新北市新店區」に近く、馴染みがあるのでつい写真を撮ってしまいます。

まずは嘉義公園方面を目指し五福街を歩きます。
電信柱と植木鉢のせいでしょうか、台北にはないゆったりとした懐かしい雰囲気を感じます。

嘉義公園を散策し、光彩街を通って嘉義駅方面を目指します。
早速いい感じの木造建築を発見。こういった建物が多数残り、現役なのが嘉義の魅力。

近くにももう一軒同じ色の木造建築。

こちらは元のままの色。木造建築=日本統治時代からのもの、という感じがするのですが実際にはその後のものと混ざっているのではないかと思います。
(残念ながら建築に詳しくはないので史跡以外の建物の細かい年代はわかりません)

嘉義駅前の方に来ました。少し台南寄りにあるこの立派な建物は嘉義市立美術館。元は1936年に建てられた公賣局(専売公社)でした。
撮影時点では整備が終わったばかりで開館待ちの状態でしたが、現在は開館しています。

その向かいにあるのが嘉義文化創意產業園區。こちらは元高粱酒を生産していた工場で、現在はありがちなカルチャーパークになっています。

中はお店やDIYスペースとして活用されており、有料施設以外は自由に見学可能。


DIY教室は小物制作や陶芸などがあり、料金も安く予約なしでできるものも多いよう。

魅力的なのが当時の生産設備がそのまま残されていること。


所謂「男の子ってこういうのが好きなんでしょ?」的なものの一つ、いくつも並んだスイッチ。

外も歴史の重みを感じることができ、ゆっくり歩きたくなります。

今度は南の方へ移動。塀で中はよく見えませんが、瓦屋根からすると古そうな幼稚園。

そこから以前車窓から見かけた、市場の露店が並んでいた方へ。
夕方なのでもうやっていませんが、雰囲気は感じられます。

その中にも瓦屋根の建物が。嘉義は大切に使われ続けている古い建物が本当に多いです。

引き続き周囲をブラブラ。

何気ない路地で

昭和板ガラスを発見。こういうのを見かけるとつい反応してしまう昭和な人です。

後編へ続きます。