先日新北市内をドライブしていたところ、同乗の友人が「近くに変わった廟があるみたいなので行ってみたい」と言ってきました。
通称「貝殻廟」と呼ばれる寺で、正式名称は富福頂山寺といいます。
その名の通り貝殻づくしとなっており、非常に独特な景観を備えた寺でした。
寺があるのは三芝市街から8kmほど離れた山の中としか言いようがない場所で、一応バスも通っていますが平日2往復・休日1往復という素晴らしい本数なのでレンタカーかタクシーでの訪問が吉。
駐車場に車を止め、寺に向かう「参道」はこんな感じで(さすがに寺は左ではなく右の奥)寂れた感ありまくりで大丈夫かな?と思いましたが、
入口へ着くと割と参拝者がいるのが見えました
入ると正面に本堂、左右に売店。売店はお供え物以外にも普通のお土産なども売っていて、割と大きめ。
まずは参拝。装飾品まで本当に一面貝びっしりですごい迫力があります。
貝殻の龍
どれも素人仕事ではなくかなり精巧に作られているように思います
壁も窓枠以外貝づくし
さて、早速参拝しようと中へ入ると本尊より圧倒的な存在感を放っているものが。
天然琥珀で作られた古代のお金で、重量は300kg。一体価値はどれくらいなのでしょうか?
本堂の左右には売店があり、左は普通の参拝グッズ、右は土産物を売っています。
商品はもちろん貝に関連したものがメイン
すごい江ノ島感(神奈川人にしかわからないかも?)あります
こちらは先程の琥珀関連か、お金を全面に押し出した置物。ご丁寧にソーラーパワーで回転する台座も販売中。
さらに本堂と売店の隙間には通路があり、ぐるりと一周することが可能。
かなり狭いですが、貝殻びっしりのダンジョン
壁には所々仏像が嵌められています
最深部には許願池(願いを叶える池)が
こちらは三法司公という神様ですが、字が右から左へ書かれているので「公司(会社)」の神様みたいに見えます
通りがかりに寄った寺でしたが、かなりのインパクトがあり面白いスポットでした。
台湾にはもう一箇所まったく別の地方にも有名な貝殻廟があり、後日紹介したいと思います。