以前新北市の山中にある貝殻廟を紹介しましたが、今回はもう一箇所を紹介したいと思います。

この廟の正式名称は三清三元宮といい、彰化縣福興鄉に所在しています。福興鄉とはあまり聞かない地名ですが、著名な観光地鹿港の隣町です。
廟の場所も鹿港市街から2kmほどであり、タクシーまたはUbikeでのアクセスが便利です(注:執筆時点でUbikeは彰化地区からの撤退が発表されており、別業者へ切り替わる予定です)。

廟は田んぼの中にあり、すごい存在感を放っています。中央付近の白い部分だけでなく、右の赤いトタンの部分も廟の一部。

入口正面はこんな感じ。貝殻で縁取りされている程度でこの手の施設にしてはおとなしめでしょうか?

ちなみに向かって手前側にも別の入口があり、怪しげな雰囲気を出しているのですが中で繋がっておりここも廟の一部。こちらについては後半あたりで紹介します。

さっそく中へ。新北の貝殻廟ほどの大きさときらびやかさはないですが、貝殻びっしりでなかなかのもの。

近づいてみると貝の貼り付け方に手作り感をひしひしと感じます。もしかして創建者が個人で作業した系でしょうか?

この手の廟にありがちな風変わりな像も少なく、少々味のあるおじさんの像がある程度

入口を振り返り

ご本尊と参拝スペースに貝殻はなく、普通の廟と変わらない感じ。

しかし脇の階段を上がると再び貝殻づくしの通路となかなか見事な龍がありました


そして創建者の紹介パネルを発見。説明によると自分一人の資金と力で建てたとありますので、やはり個人でコツコツと作業して作り上げてしまったようです。

さて、階段は上りだけでなく下りもあります。どこかのダンジョンに繋がっていそうな古びた雰囲気がたまらないですね。

下りてみると本当にダンジョンのような通路が続いていました

何か細工をしてあるのか、上から赤やオレンジの光を出す蛍光灯がいい仕事しすぎてます

壁の龍。これを見ているとDQ3に登場する勇気を試す洞窟を思い出します。

さて、この通路を抜けた先に何が待っているものは…?それはまったく予想しないものばかりでした。

後編へ続きます)