(前編はこちら

通路を抜けた先にあったのは…謎の休憩スペース。
お食事処でもできそうな数の椅子とテーブルがありますが、何か食べ物が出てくる気配はありません。

そして謎の置物が並んだショーケースと謎の2つのドア。

休憩スペースを出ると次に待っていたのはいくつもの水槽、そして鯉らしき魚の写真…脈絡なさすぎてまったく理解が追いつきません。
水槽には実際に魚が飼育されていますが、どこかに出荷するのでしょうか?

トイレへの案内看板がありますが、格闘ゲームのコマンドのような複雑さ。一体中はどんな構造になっているのでしょう??

水槽地帯を抜けると貝殻廟らしい場所に出ました。お土産用に貝殻を売る売店です。

値段は1個20元くらいから数百元のものまで様々。私には高いのか安いのかさっぱりわかりません。

この大きな貝は1斤あたりいくらという市場の野菜みたいな売り方をされてます

傍らには貝で作られた廟らしき建物の模型

こちらは丸い入口からしてこの廟でしょうか?

来た方向を振り返り。石材店の一角のような雰囲気に対してあまりにミスマッチな水槽。

売店の前を通り過ぎ、左手に折れて通路はまた続いています。この通路にも貝殻で作られた大きな模型がありました。

そのまま進むとまったく雰囲気の違った場所に出ました。手前にある札に書かれた名前で検索すると、創建者の奥さんを讃えて建てられた石碑のようです。

この先は最初に見た怪しげな雰囲気の出入口へと続いており、一周して出られる構造になっていました。

さて、これまで通ってきた通路に囲まれるようにして広いスペースがあります。そこにあったのは…養殖池。

本当に養殖が好きな廟ですが、由来を調べてみると創建者の黃奇春氏は元々養殖業を営んでおり(かつては水族館もやっていたそう)、廟は夢のお告げを受けて後から作られたものなのでした。つまり本業はこちらで、廟+養殖という組み合わせにはちゃんと理由があったのです。

そしてこの廟、法的には廟ではないということも判明。というのも土地が「農地・養殖池」という区分のため、廟としての登記ができないとのこと。

池に面して檻のようなものが設置されており、

こんな看板があり、鳥の養殖もやっている(いた)ようです。

そして極めつけはなんとワニ。もう何でもありの養殖屋ですね。

また茶藝館のような個室スペースもありましたが、やはり喫茶・飲食の計画があったのでしょうか?

なかなかインパクトのある施設ですので、鹿港観光の折時間があれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか。